【清水｜採点・寸評】
GK
21　杉山力裕　5.5
今季２度目のスタメン。１か月ぶりの出番にエネルギッシュかつ果敢にプレーしたが、守備陣が崩されノーチャンスで２失点を喫した。
 
DF
３　平岡康裕　5.5
佐藤へのくさびを根気強くケアし、簡単に前を向かせなかった。ただし、安易な縦パスを狙われて２点目を献上した点はいただけない。
 
５　ヤコヴィッチ　5.5
長い足とコンタクトの強さを活かして局面で身体を張っていた反面、枝村が抜かれた後のカバーリングで後手に回っていた感は否めない。
 
22　枝村匠馬　5.5
柏のドリブル突破に必死に食らい付くもひとりでは抑え切れず。不慣れなSBでの出場だっただけに守備で多くを求めるのは酷だろう。
 
38　福村貴幸　5.5
加入後４戦連続フル出場。そこまで攻撃を受けなかったため、劣勢の場面は少なかったが、ボール自体が思うように回って来なかった。
 
MF
７　本田拓也　5.5
守備時はアンカー、ビルドアップ時はリベロの位置でプレー。ただ、自身の脇の広大なスペースを埋めきれず、軽快なパス回しを許した。
 
16　六平光成　5.5
60分に巡ってきた唯一の決定機を仕留め切れず。致命的なミスこそなかったものの、攻撃に絡む回数も片手で数えられるほどだった。
 
11　村田和哉　５
左右広く、流動的にポジションを取り、攻撃を牽引しようとする姿勢は見られた。しかし右太ももを痛め、わずか29分でピッチを去る。
 
39　白崎凌兵　4.5
失点につながるFKを献上したうえ、直後のセットプレーでは千葉相手にボールウォッチャーに。明暗を分ける致命的なミスを犯した。
 
19　ミッチェル・デューク　5.5
インサイド、サイドと２列目を器用にこなすも、守備のタスクが大きく、推進力が半減。パスミスも散見され、連係には課題を残した。
 
FW
18　ピーター・ウタカ　5.5
前線の起点としてボールが収まる場面は着実に増えつつある。ボールを支配されるなか、諦めずにチェイシングを行なう姿勢が欲しい。
 
交代出場
MF
20　竹内　涼　5.5
アップもままならぬ形で緊急出場。村田に代わり２列目に入ったものの、チームの悪い流れに呑み込まれた印象で、見せ場もなかった。
 
FW
10　大前元紀　5.5
後半のチーム１本目を含む、シュート数は最多となる３本。しかし、枠を大きく外すなど精度を欠き、劣勢からチームを救えなかった。
 
FW
９　長沢　駿　－
P・ウタカと２トップを形成したが、高さを活かすどころかボールにもまともに触らせてもらえず。出場10分はあっという間に過ぎた。
 
監督
大榎克己　５
視野に入れていた３バックでのミラーゲームを回避。「サイドはある程度仕方ない」というプランが相手に主導権を渡す綻びとなった。
 
 
取材・文：小田智史（サッカーダイジェスト編集部）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。