千葉がチームのJ1通算1000ゴール目を挙げる千両役者ぶり
【試合内容】
広島は序盤から70パーセント近い支配率でボールを回しつつ、守備に不安のある相手のサイドを効果的に突いていく。29分、柏が仕掛けて獲得したFKを、千葉が打点の高いヘディングシュートで合わせて先制。その後、主導権を握りながらチャンスを決め切れず、逆に清水に反撃を許す場面もあったが、不動の3バックと守護神・林の身体を張ったプレーでゴールを割らせない。
すると、同時投入された野津田と浅野の「3年目コンビ」が膠着した展開を打開する。投入直後の70分に決定機を作ると、80分には森﨑和のインターセプトを浅野が拾い、最後は野津田がフィニッシュ。終盤に欲しかった追加点を奪った広島は、そのまま無失点で逃げ切り、開幕戦以来となるホームでの白星を飾った。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・7節
【J1採点&寸評】1stステージ・7節|全9試合の評価をチェック!
【チーム採点・寸評】
広島 6
先行逃げ切りの“必勝パターン”で開幕戦以来のホーム勝利。チャンスを決め切れず、逆に押し込まれる時間帯もあったものの、苦しい試合を制した点では今後につながる内容だ。
清水 5
走行距離、スプリント回数は広島を上回るも、プレスが緩く、みすみす主導権を渡してしまった印象。強いて収穫を挙げるなら、P・ウタカを起点とした攻撃に光明が見えた点か。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
60分、唯一のピンチで身体を張って六平のシュートをストップ。足もとも不安を感じさせず、リーグ戦4試合ぶりの無失点に貢献した。
DF
4 水本裕貴 6
フィジカルを活かしP・ウタカとの激しい肉弾戦に真っ向勝負。危機察知能力はさすがのひと言で、連続フル出場も122試合に伸ばす。
5 千葉和彦 6.5
チームのJ1通算1000ゴール目に名を刻む千両役者ぶり。本職の守備でも、ゴール前へのボールの反応、カバーリングと安定していた。
33 塩谷 司 6
チームが左サイドに比重を置いていたこともあり、攻撃参加は控えめだったが、唯一のピンチではシュートコースを限定してお役御免。
MF
6 青山敏弘 6.5
清水の急所を突くピンポイントパスは惚れ惚れする精度。球際での気迫、強さも光った。終了間際に決めたゴールはオフサイドで幻に。
8 森﨑和幸 6
チーム全体のバランスを整えるポジショニングは絶妙。2点目の起点となったボール奪取も見逃せない。本人曰く「狙い通りだった」。
14 ミキッチ 6
強引な仕掛けは避け、黒子役に徹する。後半は大前のチェックのために運動量を厭わず上下動して、清水の攻勢をトーンダウンさせた。
18 柏 好文 6.5
鋭い切り返しを織り交ぜたドリブルで左サイドから突破口を作る。チームに良い流れを呼び込んだ功績は、MOMの千葉に匹敵する。
9 ドウグラス 6
佐藤との連係を意識しながら前線でポストプレーを展開。相手にプレッシャーを与え、自らもゴールに迫ったが精度は向上の余地あり。
30 柴﨑晃誠 6
先制点のシーンでは自慢の高精度キックが火を噴く。後輩・柏との「国士舘大コンビ」も良好で、左サイドからの攻撃に一役買った。
FW
11 佐藤寿人 5.5
前線からのチェイスを怠らず、攻撃では裏のスペースを牽制。チームの勝利に貢献するも、フィニッシャーとしては無得点では寂しい。
交代出場
MF
24 野津田岳人 6.5
追加点が奪えずもどかしい状況で出場。今季初ゴールでチームに再び勢いを取り戻させるなど、チーム最多の4本のシュートを放った。
FW
29 浅野拓磨 6
DFふたりをしっかり引き付け、野津田のゴールを冷静にアシスト。ゴールという結果は同期に譲ったが、チームに与えた影響は大きい。
DF
19 佐々木翔 ―
高さに勝る長沢へのハイボールを得意の空中戦で撃墜。短い時間ではあったが、“クローザー”として与えられた役割をまっとうした。
監督
森保 一 6.5
野津田、浅野の若手投入で、試合中盤の停滞感を払拭。球際の競り合いを制し、久々の完封勝利を挙げたことを一番の収穫に挙げた。
広島は序盤から70パーセント近い支配率でボールを回しつつ、守備に不安のある相手のサイドを効果的に突いていく。29分、柏が仕掛けて獲得したFKを、千葉が打点の高いヘディングシュートで合わせて先制。その後、主導権を握りながらチャンスを決め切れず、逆に清水に反撃を許す場面もあったが、不動の3バックと守護神・林の身体を張ったプレーでゴールを割らせない。
すると、同時投入された野津田と浅野の「3年目コンビ」が膠着した展開を打開する。投入直後の70分に決定機を作ると、80分には森﨑和のインターセプトを浅野が拾い、最後は野津田がフィニッシュ。終盤に欲しかった追加点を奪った広島は、そのまま無失点で逃げ切り、開幕戦以来となるホームでの白星を飾った。
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【チーム採点・寸評】
広島 6
先行逃げ切りの“必勝パターン”で開幕戦以来のホーム勝利。チャンスを決め切れず、逆に押し込まれる時間帯もあったものの、苦しい試合を制した点では今後につながる内容だ。
清水 5
走行距離、スプリント回数は広島を上回るも、プレスが緩く、みすみす主導権を渡してしまった印象。強いて収穫を挙げるなら、P・ウタカを起点とした攻撃に光明が見えた点か。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
60分、唯一のピンチで身体を張って六平のシュートをストップ。足もとも不安を感じさせず、リーグ戦4試合ぶりの無失点に貢献した。
DF
4 水本裕貴 6
フィジカルを活かしP・ウタカとの激しい肉弾戦に真っ向勝負。危機察知能力はさすがのひと言で、連続フル出場も122試合に伸ばす。
5 千葉和彦 6.5
チームのJ1通算1000ゴール目に名を刻む千両役者ぶり。本職の守備でも、ゴール前へのボールの反応、カバーリングと安定していた。
33 塩谷 司 6
チームが左サイドに比重を置いていたこともあり、攻撃参加は控えめだったが、唯一のピンチではシュートコースを限定してお役御免。
MF
6 青山敏弘 6.5
清水の急所を突くピンポイントパスは惚れ惚れする精度。球際での気迫、強さも光った。終了間際に決めたゴールはオフサイドで幻に。
8 森﨑和幸 6
チーム全体のバランスを整えるポジショニングは絶妙。2点目の起点となったボール奪取も見逃せない。本人曰く「狙い通りだった」。
14 ミキッチ 6
強引な仕掛けは避け、黒子役に徹する。後半は大前のチェックのために運動量を厭わず上下動して、清水の攻勢をトーンダウンさせた。
18 柏 好文 6.5
鋭い切り返しを織り交ぜたドリブルで左サイドから突破口を作る。チームに良い流れを呼び込んだ功績は、MOMの千葉に匹敵する。
9 ドウグラス 6
佐藤との連係を意識しながら前線でポストプレーを展開。相手にプレッシャーを与え、自らもゴールに迫ったが精度は向上の余地あり。
30 柴﨑晃誠 6
先制点のシーンでは自慢の高精度キックが火を噴く。後輩・柏との「国士舘大コンビ」も良好で、左サイドからの攻撃に一役買った。
FW
11 佐藤寿人 5.5
前線からのチェイスを怠らず、攻撃では裏のスペースを牽制。チームの勝利に貢献するも、フィニッシャーとしては無得点では寂しい。
交代出場
MF
24 野津田岳人 6.5
追加点が奪えずもどかしい状況で出場。今季初ゴールでチームに再び勢いを取り戻させるなど、チーム最多の4本のシュートを放った。
FW
29 浅野拓磨 6
DFふたりをしっかり引き付け、野津田のゴールを冷静にアシスト。ゴールという結果は同期に譲ったが、チームに与えた影響は大きい。
DF
19 佐々木翔 ―
高さに勝る長沢へのハイボールを得意の空中戦で撃墜。短い時間ではあったが、“クローザー”として与えられた役割をまっとうした。
監督
森保 一 6.5
野津田、浅野の若手投入で、試合中盤の停滞感を払拭。球際の競り合いを制し、久々の完封勝利を挙げたことを一番の収穫に挙げた。