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【浦和】小泉?武田?明本?田中?チーム内競争が本格化の予感…先発11人はまだまだ読めない

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2021年03月11日

田中が突破力を披露すれば、武田が高いテクニックを見せつけた

プロ2年目の武田は横浜FC戦で77分から出場。圧巻のスキルで相手DFを手玉に取った。(C)SOCCER DIGEST

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 ロドリゲス監督を新たに招聘した今季の浦和は、開幕から小泉や明本、伊藤敦といった新戦力が旗手となり、このスペイン人指揮官が標榜する流動的なパスサッカーを展開しようとしている。ただし、まだ理想とは程遠いと言っていいだろう。

 とりわけゴールに向かう迫力不足は否めない。ピッチを3つに割った時の、いわゆるミドルサードまではスムーズにボールが運べるのだが、そこから先のアタッキングサードになると停滞しがち。アイデア不足を露呈し、相手のブロックを崩し切れない場面が目立っていた。

 もちろん戦術の浸透とともに改善が期待できるが、それを一気に解決するかもしれないのが、横浜FC戦で途中出場した選手たちなのだ。
 
 後半頭から明本に代わって右サイドハーフで出場した田中は鳥栖戦とは打って変わって突破力を披露すれば、小泉に代わってトップ下に入った武田は高いテクニックを見せつけた(二度の切り返しで相手DFを手玉に取った78分のプレーは圧巻だった)。ボランチの金子も持ち前のボール奪取力を存分に発揮し、アタッカー陣を後方から支えていた。

 指揮官が「修正をして、相手を押し込んでよりボールを持てるようになった」というのは、交代選手の活躍によるところが小さくないだろう。

 今後、横浜FC戦で存在感をアピールした彼ら交代選手たちがレギュラー争いに食い込んできても、なんら不思議はない。さらに怪我から復帰したエースの興梠慎三とドリブラーの関根貴大も今季公式戦初出場していて、守備陣で負傷しているCBのトーマス・デンと右SBの西大伍もレギュラークラスの実力者だ。まだシーズンは始まったばかり。チーム内の争いはここから本格化しそうだ。

取材・文●多田哲平(サッカダイジェスト編集部)
 
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