今季は主力として、複数ポジションでの起用が見込まれる
石原は後輩・田中について「攻撃では誰もが認める良いところはたくさんある」と高く評価する一方、ポジショニングの課題を指摘した。
「相手と味方、スペース、ボールを見て、一番、良いポジションをとることは難しいことだが、ポジションを先取りできればもっと余裕を持って守備ができる。そうした守備ができればほかの選手を動かすことができるし僕も組んでやりやすい」
そして課題が克服できれば「代表もアイツはいける」と石原は大きな期待を寄せている。
それだけ田中聡には秘めた力がある。
「相手と味方、スペース、ボールを見て、一番、良いポジションをとることは難しいことだが、ポジションを先取りできればもっと余裕を持って守備ができる。そうした守備ができればほかの選手を動かすことができるし僕も組んでやりやすい」
そして課題が克服できれば「代表もアイツはいける」と石原は大きな期待を寄せている。
それだけ田中聡には秘めた力がある。
田中のように若い選手が活躍できるのは、ドイツ・シュツットガルトの遠藤航、ロシアFCルビン・カザンの齊藤未月ら先輩たちの例が示すように、クラブがスタイルに合った選手を見出だし、育て上げる育成力があるからだ。
今季、田中は左センターバックだけでなく、サイドボランチ、そして浦和に加入した金子大毅の穴を埋めるべくアンカーでの起用が予想される。得点力向上と失点の削減が必須の湘南にあって主力となるシーズンとなりそうだ。
今季、順位予想では下馬評が低い湘南。
「チーム一丸となってベルマーレらしく戦えれば、乗り越えられる」
『遠藤航の再来』の呼び声高い逸材・田中聡。2021年、注目して損はない。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)