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「何でもできる悪ガキ」ルーニーはなぜ愛されたのか? 英国人記者が語る“黄金世代最強FW”の功績【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

スティーブ・マッケンジー

2021年01月19日

「黄金世代」の中でなぜ愛されたのか?

監督してのキャリアを引退と共に本格スタートさせたルーニー。その顔つきからはそれなりの風格が漂っている。 (C) Getty Images

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 彼が生き抜いてきた頃のイングランド・サッカー界は「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時代でもあった。デイビッド・ベッカム、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、マイケル・オーウェン、リオ・ファーディナンド、ジョン・テリーなど攻守にタレントが居並んでいた(イングランド代表は成功を掴めなかったが……)。

 個性派揃いの「黄金世代」にあってもルーニーの才能は際立っていた。得点能力だけでなく非凡なパスセンスも有していていた彼は、時にゲームメイク役も任されるなど、間違いなく稀有な存在だった。まさに“何でもできる悪ガキ”。元々アウトローを好む気質にあるイングランドのサッカーファンは、だからこそ彼を愛してやまなかったのだろう。

 では、監督として大成するだろうか。現在、イングランド2部で最下位に沈むダービーでのミッションは容易ではない。現役時代に名将サー・アレックス・ファーガソンの薫陶を受けたとはいえ、新人監督にはあまりに高すぎるハードルだと言える。

 しかし、それは就任会見で「準備は十分にできている」と意気込んだ本人も覚悟の上だろう。16歳で私の度肝も抜いた彼なら、セカンドキャリアでも大きな功績を残してくれることを期待したい。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
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