久保に期待される役割は?
ヘタフェの攻撃は、両サイドバックからのクロス、マルク・ククレジャのスピードを活かした左サイドからの突破、2トップの決定力に依存している部分が多く、個人技に長け、狭い局面を打開するアイデアが豊富なタケがその持ち味を発揮すれば、バリエーションが増えるのは間違いない。またFWのクチョ・エルナンデスは昨シーズン、マジョルカで一緒にプレーした仲で、当時と同様の質の高いコンビネーションの構築に期待が集まる。
ヘタフェはそのクチョを含めて、ハイメ・マタ、アンヘル・ロドリゲス、エネス・ウナルとタイプの異なる4枚のFWの選手を揃える。ボルダラス監督が採用するのはその強みを活かした4-4-2。その中でタケに期待されるのは右サイドを主戦場にしながら、ファイナルサードの崩しの質を高める働きだ。
オプションの域を出ないだろうが、試合展開によってはセカンドトップとしての起用もあるはずだ。同じく肉体も精神も大きな消耗を強いられるポジションだが、プレスのかけ方、位置取りは当然右サイドハーフとは異なる。ボルダラス・ヘタフェの一員としてプレーすることは決して簡単ではない。タケにとっては難しくも、挑戦し甲斐のある新環境と言えそうだ。
文●アドリアン・ブランコ(戦術アナリスト)
翻訳●下村正幸
[プロフィール]
アドリアン・ブランコ/サッカー分析に特化したサイト『エコス・デル・バロン』で研鑽を積んだ後、フリーに。サッカー情報サイト『Marcadorlnt』に定期的にスカウティングレポートを寄稿する戦術アナリストで、プロのスカウトでもある。
ヘタフェはそのクチョを含めて、ハイメ・マタ、アンヘル・ロドリゲス、エネス・ウナルとタイプの異なる4枚のFWの選手を揃える。ボルダラス監督が採用するのはその強みを活かした4-4-2。その中でタケに期待されるのは右サイドを主戦場にしながら、ファイナルサードの崩しの質を高める働きだ。
オプションの域を出ないだろうが、試合展開によってはセカンドトップとしての起用もあるはずだ。同じく肉体も精神も大きな消耗を強いられるポジションだが、プレスのかけ方、位置取りは当然右サイドハーフとは異なる。ボルダラス・ヘタフェの一員としてプレーすることは決して簡単ではない。タケにとっては難しくも、挑戦し甲斐のある新環境と言えそうだ。
文●アドリアン・ブランコ(戦術アナリスト)
翻訳●下村正幸
[プロフィール]
アドリアン・ブランコ/サッカー分析に特化したサイト『エコス・デル・バロン』で研鑽を積んだ後、フリーに。サッカー情報サイト『Marcadorlnt』に定期的にスカウティングレポートを寄稿する戦術アナリストで、プロのスカウトでもある。
WOWOWで生中継が決定!
ラ・リーガ 第18節「エルチェvsヘタフェ」
1月11日(月・祝)深夜2:45~ [WOWOWライブ]