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帝京長岡、「歴代最強」超えなるか? 急成長を遂げる3年生FWが堅守・市船の牙城を崩す会心ゴール!【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年01月06日

「準決勝は自分たちが戻ってこないといけない場所」

 新潟予選決勝で見せたゴールは成長の証だった。FW石原波輝(3年)が右サイドを突破した瞬間、首を振ってゴール前のスペースを探し出し、直線的に入って行くと、石原の山なりのクロスを高い打点のヘッドで合わせてゴールに突き刺した。

「1、2年生が多い分、3年生が自覚を持って引っ張っていかないといけない。僕は前線からのプレスやポストプレー、ゴールを決めることで貢献したい」

 こう口にして臨んだ今大会。彼はさらにストライカーとしての獰猛さと周りを生かした効果的なプレーを見せた。前述した準々決勝のゴールも、まさに彼の積み重ねて来た背後を取る駆け引きが炸裂した。葛岡はこのゴールをこう振り返る。

「上野が前向きでドリブルした時に、身体の向きを(右方向から、上野がドリブルする同じコースの左方向に)変えて相手の4番(右CB菅谷暁輝)の背後を取りました。フリーになって、あとは流し込むだけでした」

 自分の成長を証明した会心のゴール。だからこそ、ゴール後の姿には帝京長岡のストライカーとしての風格が現われていた。
「準決勝は自分たちが戻ってこないといけない場所だった。ここからがスタート。きっちりと勝って、去年超えられなかった壁を超えたい」

『歴代最強』と言われた去年のチームの選手権はベスト4で幕を閉じた。ようやく偉大な先輩たちに並んだからこそ、今度はそれを超えて歴史を塗り替える番。心身ともにたくましくなったストライカーは、貪欲にかつ磨き上げた駆け引きを駆使して埼スタのピッチで躍動する。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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