昨年のU-17W杯は直前に起ったまさかのアクシデントで棒に振る
この多様な能力を駆使して、エメリの言葉を実証するようにジェレミはヨーロッパリーグのシワススポル戦でトップチームデビューを果たすと、全てのコンペティションを通じて3得点をマーク。前節のアスレティック・ビルバオでも後半途中から出場すると、ラ・リーガ初ゴールとなる同点弾(試合はそのまま1-1で終了)を決めるなど、前線をかき回す活躍を見せた。
ジェレミは世代別のスペイン代表に選出され、ブラジルで開催された昨年のU-17ワールドカップにも出場する予定だった。しかし直前の練習中にチームメイトと衝突し目を負傷。欠場を余儀なくされたが、その相手というのがペドリだった。
ともに2002年生まれの18歳。カナリア諸島の出身(ジェレミはグラン・カナリア島、ペドリはテネリフェ島)と共通点が多い2人は今バルセロナで一緒にプレーしていても不思議ではなかった。
ジェレミは14歳でビジャレアルのカンテラに入団したが、他のクラブからも声を掛けられ、その中にはバルサの名前もあった。しかし将来のキャリアをデザインする際に、施設、環境、体系的な育成方針が決め手となってビジャレアルを最終的に選んだ経緯があった。
その見立て通りに順調にカテゴリーを上げ、今やトップチームの監督に一目を置かれるまでにまでになった。もはやエメリがジェレミを一人前の戦力と見なしているのは間違いない。悲願の初タイトルを目指すビジャレアルにおいて、18歳の若者は主役を張る意気込みだ。
文●ハビエル・ペレス(エル・パイス紙ビジャレアル番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
ジェレミは世代別のスペイン代表に選出され、ブラジルで開催された昨年のU-17ワールドカップにも出場する予定だった。しかし直前の練習中にチームメイトと衝突し目を負傷。欠場を余儀なくされたが、その相手というのがペドリだった。
ともに2002年生まれの18歳。カナリア諸島の出身(ジェレミはグラン・カナリア島、ペドリはテネリフェ島)と共通点が多い2人は今バルセロナで一緒にプレーしていても不思議ではなかった。
ジェレミは14歳でビジャレアルのカンテラに入団したが、他のクラブからも声を掛けられ、その中にはバルサの名前もあった。しかし将来のキャリアをデザインする際に、施設、環境、体系的な育成方針が決め手となってビジャレアルを最終的に選んだ経緯があった。
その見立て通りに順調にカテゴリーを上げ、今やトップチームの監督に一目を置かれるまでにまでになった。もはやエメリがジェレミを一人前の戦力と見なしているのは間違いない。悲願の初タイトルを目指すビジャレアルにおいて、18歳の若者は主役を張る意気込みだ。
文●ハビエル・ペレス(エル・パイス紙ビジャレアル番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。