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「ステップアップの時を迎えている」――リバプールの地元紙番記者は南野拓実の“激動の12か月”をどう見た?【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月30日

南野の大きな壁になったジョッタ

ベンチを温める日々が続いた南野。フラストレーションを溜め込む姿も見せていた。 (C) Getty Images

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 その後、プレミアリーグでは、開幕2戦でわずか4分間のプレー時間しか与えられなかった南野だが、9月にイングランド3部のリンカーン・シティと対戦したリーグカップ3回戦では、2ゴール・1アシストの出色のパフォーマンスを披露。好調ぶりは明らかだった。

 この時、ユルゲン・クロップ監督は「タキは、私が大好きなプレーをしてくれた。突出したパフォーマンスだった」と最大級の評価を与えた。

「様々な局面でプレーに絡み、我々は徐々に、彼がどこで自身の能力を最大限に発揮してくれるのかが分かってきた。どのポジションに配置しても最終的に中央でプレーを終えている。左ウイングや右ウイングで出場しても、ハーフスペースでプレーさせても、最後はセンターでプレーしているんだ。真ん中こそがタキの最大の強みを発揮できる場所だ」

 しかし、リンカーン・シティ戦以降、数か月間にわたり、南野が活躍する機会は減少していった。
 

 モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップは、いまやヨーロッパ、いや世界を見渡しても最高のトリオで、リバプールにおける彼らの牙城を崩すのは、容易ではない。

 加えて、今夏にウォルバーハンプトンから買い付けたディオゴ・ジョッタがすぐさまチームに馴染んだことも南野にとっては大きな壁となった。移籍金4100万ポンド(約57億4000万円)の実力は伊達ではなく、今月に膝の怪我で離脱をするまでに17試合・9得点と獅子奮迅の活躍を見せたのである。

 また、南野自身が巡ってきたチャンスを有効活用できなかったのも明らかだった。例えば、10月27日に開催されたCLのミッティラン戦(グループリーグ第2節)では、まるで見せ場を作れずに、フラストレーションを募らせてピッチを蹴りつけると、60分に交代を告げられている。

 その2週間後に行なわれたマンチェスター・シティとの大一番(プレミア第8節)ではベンチから外された。今シーズンにメンバー外となったのはこの1試合のみだが、優勝を争うライバルとの一戦でのそれは小さくない話題となった。
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