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【主な日本人欧州組の前半戦通信簿|FW編】ほぼ満点の出来だった“ジャガー”! 南野&大迫の森保ジャパン主軸コンビは辛口評価…

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月29日

文句のつけようのない前半戦を送ったアタッカーは?

浅野はセルビアの水にもすっかり慣れ、得点を量産した。 (C) Getty Images

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武藤嘉紀(エイバル/スペイン)――50点(可もなく不可もなし)
【2020-20シーズン成績】
ラ・リーガ=11試合・1得点・0アシスト
コパ・デル・レイ=0試合・0得点・0アシスト


 11試合で1ゴールというのは、ラ・リーガ初挑戦という点を差し引いてもストライカーとしては不満が残る。とはいえ、ホセ・ルイス・メンディリバル監督が求めるハイプレス戦術の急先鋒となるだけでなく、身体を張って前線の基点となるなど、得点以外の部分の貢献度は高い。

 それは、厳格で選手をフェアに扱う指揮官が、8試合で先発に抜擢していることからも明らかだ。敵DFラインの裏を狙ったり、クロスに点で合わせたりする動きは悪くないだけに、フィニッシュの精度が高まれば、自ずとネットを揺らす機会も増えていくだろう。
浅野拓磨(パルチザン/セルビア)――90点(ほぼ申し分なし)
【2020-21シーズン成績】
セルビア・スーパーリーグ=18試合・10得点・3アシスト
ヨーロッパリーグ予選=3試合・0得点・1アシスト
セルビア・カップ=2試合・2得点・0アシスト


 右ウイングのレギュラーに完全に定着。自慢のスピードと突破力を遺憾なく発揮し、欧州でプレーする日本人選手ではここまで最多の12ゴールを荒稼ぎ。入団2年目で周囲からの信頼も完全に勝ち得て、自信を深めている。

 昨シーズンの課題となっていた決定力も改善され、相手DFにとってさらに驚異を与える存在に成長し、セルビア屈指の名門のトップスコアラーとして君臨する“ジャガー”は、文句のつけようのない前半戦を送ったと言える。

伊東純也(ヘンク/ベルギー)――80点(とてもよくやった)
【2020-20シーズン成績】
ベルギー・リーグ=17試合・4得点・6アシスト


 監督が2度も解任されるなど、序盤戦は不振を極めたチームのなかでも、スピードに乗った切れ味鋭いドリブルで相手を切り裂く持ち味を発揮。指揮官の要求に応じて、本職のサイドではなくシャドーストライカーなど内側のポジションを務めることも少なくなかったが、中盤でのビルドアップからフィニッシュまで幅広いプレーでチームに貢献した。

 4ゴール・6アシストという目に見える結果を残し、ようやく復調して優勝争いに絡み始めたチームの牽引車となっている。守備でも身を粉にしてプレッシングしているにもかかわらず、先発した15試合のうち13試合でフル出場を果たしているタフさも特筆に値する。
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