「素晴らしい喜びと心からの悔しさの大きな落差を経験した。その経験を生かして…」
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今年は従来のプレミアリーグEASTが開催されなかった。スーパープリンスリーグ東北に参戦せざるを得ず、決勝こそ青森山田セカンドと大接戦となったが、その他の試合は大差がつく試合ばかりだった。毎年、プレミアリーグを通してハイレベルな相手と対戦し、守備力とカウンターの精度を磨いてきた青森山田にとって、その機会の喪失は大きな痛手であった。
それは藤原個人にとっても同じだったからこそ、先のU-19日本代表候補合宿に引き続き、今回の合宿参加は大きな価値があった。
貴重な経験を積んだ4日間を終え、次はいよいよ高校最後の選手権を迎えることになる。1年次は途中出場ながら優勝をピッチ上で経験したが、昨年は不動のディフェンスリーダーとして臨むも静岡学園に決勝で2-0からの逆転負けを喫した。
「素晴らしい喜びと心からの悔しさの大きな落差を経験した。その経験を生かして、今年はチームを牽引して優勝したいと思います」
天国と地獄の落差を目の当たりにした者だからこそ培えたものがある。それは勝負の厳しさの真実であり、心の中で育まれた強い覚悟と決意である。期する思いを胸に、藤原優大は1年間待ち望んだ舞台に立つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
それは藤原個人にとっても同じだったからこそ、先のU-19日本代表候補合宿に引き続き、今回の合宿参加は大きな価値があった。
貴重な経験を積んだ4日間を終え、次はいよいよ高校最後の選手権を迎えることになる。1年次は途中出場ながら優勝をピッチ上で経験したが、昨年は不動のディフェンスリーダーとして臨むも静岡学園に決勝で2-0からの逆転負けを喫した。
「素晴らしい喜びと心からの悔しさの大きな落差を経験した。その経験を生かして、今年はチームを牽引して優勝したいと思います」
天国と地獄の落差を目の当たりにした者だからこそ培えたものがある。それは勝負の厳しさの真実であり、心の中で育まれた強い覚悟と決意である。期する思いを胸に、藤原優大は1年間待ち望んだ舞台に立つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)