宇佐美の台頭で前線のポジション争いは熾烈に。
そして、彼は「感慨深い」という言葉に想いを込めた。
「代表でプレーすることを意識して、そのうえでドイツに移籍もした(11-12シーズンにバイエルン、12-13シーズンにホッフェンハイムでプレー)。それだけに感慨深い。ただ岳がゴールを決めた時(80分、チームの3点目をロングシュートで決める)はクールだったでしょ。でも僕は落ち着きがないなって思った……。でも、『らしさ』は出せた」
ようやく大きな肩の荷がひとつ下りたように、安堵の表情を浮かべていた。
ゴールを決めたあと、「13歳から一緒にやってきた」という柴崎岳とまず抱き合い、やがて大きな歓喜の輪ができる。ベンチにいたチームメイトたち、とりわけJリーグ組が一緒に大きくガッツポーズを作って喜んでいた。
今回招集された最年少の柴崎と宇佐美が揃ってゴールを決めた。先日初キャップを刻んだばかりの川又も、気持ちで初ゴールをねじ込んだ。
宇佐美らと同い年の武藤も、ロンドン五輪世代の大迫、清武、永井も、そしてノーゴールに終わった本田や香川らも、このまま黙っているわけがない。
こうしてチーム内の押し上げを図れたことで、日本代表内での新たな戦いが始まる。宇佐美のゴールがもたらす効果は間違いなく大きい。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
「代表でプレーすることを意識して、そのうえでドイツに移籍もした(11-12シーズンにバイエルン、12-13シーズンにホッフェンハイムでプレー)。それだけに感慨深い。ただ岳がゴールを決めた時(80分、チームの3点目をロングシュートで決める)はクールだったでしょ。でも僕は落ち着きがないなって思った……。でも、『らしさ』は出せた」
ようやく大きな肩の荷がひとつ下りたように、安堵の表情を浮かべていた。
ゴールを決めたあと、「13歳から一緒にやってきた」という柴崎岳とまず抱き合い、やがて大きな歓喜の輪ができる。ベンチにいたチームメイトたち、とりわけJリーグ組が一緒に大きくガッツポーズを作って喜んでいた。
今回招集された最年少の柴崎と宇佐美が揃ってゴールを決めた。先日初キャップを刻んだばかりの川又も、気持ちで初ゴールをねじ込んだ。
宇佐美らと同い年の武藤も、ロンドン五輪世代の大迫、清武、永井も、そしてノーゴールに終わった本田や香川らも、このまま黙っているわけがない。
こうしてチーム内の押し上げを図れたことで、日本代表内での新たな戦いが始まる。宇佐美のゴールがもたらす効果は間違いなく大きい。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)