【日本代表】なによりも「結果」にこだわった宇佐美貴史の入魂の一撃!

カテゴリ:日本代表

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年03月31日

宇佐美の台頭で前線のポジション争いは熾烈に。

ゴール後に喜びのパフォーマンスを見せる宇佐美。これが代表初ゴールとなった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 そして、彼は「感慨深い」という言葉に想いを込めた。
「代表でプレーすることを意識して、そのうえでドイツに移籍もした(11-12シーズンにバイエルン、12-13シーズンにホッフェンハイムでプレー)。それだけに感慨深い。ただ岳がゴールを決めた時(80分、チームの3点目をロングシュートで決める)はクールだったでしょ。でも僕は落ち着きがないなって思った……。でも、『らしさ』は出せた」
 
 ようやく大きな肩の荷がひとつ下りたように、安堵の表情を浮かべていた。
 
 ゴールを決めたあと、「13歳から一緒にやってきた」という柴崎岳とまず抱き合い、やがて大きな歓喜の輪ができる。ベンチにいたチームメイトたち、とりわけJリーグ組が一緒に大きくガッツポーズを作って喜んでいた。
 
 今回招集された最年少の柴崎と宇佐美が揃ってゴールを決めた。先日初キャップを刻んだばかりの川又も、気持ちで初ゴールをねじ込んだ。
 
 宇佐美らと同い年の武藤も、ロンドン五輪世代の大迫、清武、永井も、そしてノーゴールに終わった本田や香川らも、このまま黙っているわけがない。
 
 こうしてチーム内の押し上げを図れたことで、日本代表内での新たな戦いが始まる。宇佐美のゴールがもたらす効果は間違いなく大きい。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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