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【ウズベキスタン戦プレビュー】注目は本田、香川、岡崎の起用法。革命の予兆となる可能性も

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年03月31日

本田、香川、岡崎が途中出場となれば…。

チュニジア戦で1得点・1アシストと存在感を発揮した本田。香川らを含めてその起用法は注目される。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 チュニジア戦のスタメンに近いメンバーが「ビブスなし組」なので、ウズベキスタン戦では「ビブス組」の多くが先発に名を連ねるはずだ。「センタリングに関してはアーリークロスも要求する」(ハリルホジッチ監督)点を重視すれば左SBは“J随一のクロッサー”太田になるが、3月上旬に痛めた左足の状態はやや気掛かりである。
 
 仮に太田が大事を取ってサブに回るなら、利便性に優れた酒井高を左に回して右に内田が入るだろう。ちなみに、チュニジア戦で負傷して右大腿ハムストリング筋挫傷と診断された酒井宏は、チームに最後まで帯同するものの、欠場が確実だ。
 
 なにより注目したいのは、本田、香川、岡崎の起用法である。
 
 アグレシッブな守備が光ったチュニジア戦の前半とは打って変わり、ウズベキスタン戦では立ち上がりからオフェンシブに戦う可能性もある。その根拠としては、ハリルホジッチ監督がチュニジア戦以上に攻撃面で具体的な要求を口にしている点が挙げられる。
 
「正確な速いパスを前に出す。前線でボールを受けやすい選手につなげと言っている。そしてエリア内ではもっとアグレッシブに行ってもらいたい。(チュニジア戦では)エリア付近でFKをもらう場面が少なかったので、FKをもらって直接入れるとか、そういうことを狙いたい」
 
 それらを体現するうえで、本田、香川、岡崎は“現時点で”不可欠なパーツだ。しかし──。チュニジア戦に続き彼らを揃って途中出場させるようなら、それはもしかすると、本格的な革命への予兆かもしれない。
 
 かつてフランス代表監督に就任したジャッケ(在任期間は93~98年)はカントナ、ジノラ、パパンら当時のスター選手を外し、まだ世界的なプレーヤーではなかったジダンを軸に据えて、結果的に98年のワールドカップを制している。
 
 インパクトという点でそれに似たような改革を、“いずれ”ハリルホジッチ監督も日本代表にもたらすのか。ウズベキスタン戦は単なるトライアウトではなく、今後の道標を示すターニングポイントになる可能性も否定できない。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

足の状態さえ問題なければ左SBは“J随一のクロッサー”太田が務めそうだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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