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「現実を突きつけられた…」来季鹿島内定の‟明治大の頭脳“、常本佳吾が吐露した常勝軍団の厳しさ

カテゴリ:大学

安藤隆人

2020年12月03日

「鹿島は勝負に対してのこだわりがもの凄く強いチーム。綺世はそこにちゃんと染まって…」

明治大ではセンターバックやボランチを主戦場としていた常本だが、順大戦では鹿島でチャレンジしてきた右サイドバックで起用された。写真:安藤隆人

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 一方で学年的には同級生のFW上田綺世は1年早く鹿島に飛び込んで、熾烈な競争を経験して成長し、この順天堂大戦と同じ日に行なわれていた30節の浦和レッズ戦でスタメン出場、2ゴールを奪ってチームの勝利に貢献をしていた。

「鹿島は勝負に対してのこだわりがもの凄く強いチーム。綺世はそこにちゃんと染まって結果を出して、ボールを収める力、決める力は大学時代よりかなりレベルアップしているので、僕もそこについていかないといけないと思いました。それに僕も特別指定選手として呼ばれているわけですから、鹿島の力にならないといけなかった。それが本来のあるべき姿だったのですが…。もちろん、この2か月で自分が成長した手応えはありますが、それをもうワンランク上に押し上げていかないと試合に絡めない。現実を突きつけられたというか、もうここからは特別指定での2か月を生かして、来季のスタートにもっと自分を上に持っていかないといけない。それを強烈に意識できたことが財産だと思います」

 悔しさと向上心を胸に宿しながら、一つひとつの質問に丁寧に答える常本。プロの厳しさをリアルに突きつけられたことが、将来へ力強く帆を進める大きなエネルギーとなる。

「プロの世界はワンチャンスをモノにすることが本当に重要で、そのワンチャンスをものにするかしないかは全て自分の実力次第。普段の練習の細部に拘らないといけない。それは明治大も一緒」

 明治大も勝利を義務付けられたチーム。彼を含めJ内定者を8人も揃えるほぼプロの世界のようなもの。だからこそ、プロの意識そのままに、明治大でのサッカー中心の日常の精度を研ぎ澄ましていく。その証明がリーグ戦での優勝であり、その証明書を携えて鹿島に戻る。『為すべき道』に向けて、常本は決意の一歩を踏み出した。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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