「鹿島は勝負に対してのこだわりがもの凄く強いチーム。綺世はそこにちゃんと染まって…」
一方で学年的には同級生のFW上田綺世は1年早く鹿島に飛び込んで、熾烈な競争を経験して成長し、この順天堂大戦と同じ日に行なわれていた30節の浦和レッズ戦でスタメン出場、2ゴールを奪ってチームの勝利に貢献をしていた。
「鹿島は勝負に対してのこだわりがもの凄く強いチーム。綺世はそこにちゃんと染まって結果を出して、ボールを収める力、決める力は大学時代よりかなりレベルアップしているので、僕もそこについていかないといけないと思いました。それに僕も特別指定選手として呼ばれているわけですから、鹿島の力にならないといけなかった。それが本来のあるべき姿だったのですが…。もちろん、この2か月で自分が成長した手応えはありますが、それをもうワンランク上に押し上げていかないと試合に絡めない。現実を突きつけられたというか、もうここからは特別指定での2か月を生かして、来季のスタートにもっと自分を上に持っていかないといけない。それを強烈に意識できたことが財産だと思います」
悔しさと向上心を胸に宿しながら、一つひとつの質問に丁寧に答える常本。プロの厳しさをリアルに突きつけられたことが、将来へ力強く帆を進める大きなエネルギーとなる。
「プロの世界はワンチャンスをモノにすることが本当に重要で、そのワンチャンスをものにするかしないかは全て自分の実力次第。普段の練習の細部に拘らないといけない。それは明治大も一緒」
明治大も勝利を義務付けられたチーム。彼を含めJ内定者を8人も揃えるほぼプロの世界のようなもの。だからこそ、プロの意識そのままに、明治大でのサッカー中心の日常の精度を研ぎ澄ましていく。その証明がリーグ戦での優勝であり、その証明書を携えて鹿島に戻る。『為すべき道』に向けて、常本は決意の一歩を踏み出した。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「鹿島は勝負に対してのこだわりがもの凄く強いチーム。綺世はそこにちゃんと染まって結果を出して、ボールを収める力、決める力は大学時代よりかなりレベルアップしているので、僕もそこについていかないといけないと思いました。それに僕も特別指定選手として呼ばれているわけですから、鹿島の力にならないといけなかった。それが本来のあるべき姿だったのですが…。もちろん、この2か月で自分が成長した手応えはありますが、それをもうワンランク上に押し上げていかないと試合に絡めない。現実を突きつけられたというか、もうここからは特別指定での2か月を生かして、来季のスタートにもっと自分を上に持っていかないといけない。それを強烈に意識できたことが財産だと思います」
悔しさと向上心を胸に宿しながら、一つひとつの質問に丁寧に答える常本。プロの厳しさをリアルに突きつけられたことが、将来へ力強く帆を進める大きなエネルギーとなる。
「プロの世界はワンチャンスをモノにすることが本当に重要で、そのワンチャンスをものにするかしないかは全て自分の実力次第。普段の練習の細部に拘らないといけない。それは明治大も一緒」
明治大も勝利を義務付けられたチーム。彼を含めJ内定者を8人も揃えるほぼプロの世界のようなもの。だからこそ、プロの意識そのままに、明治大でのサッカー中心の日常の精度を研ぎ澄ましていく。その証明がリーグ戦での優勝であり、その証明書を携えて鹿島に戻る。『為すべき道』に向けて、常本は決意の一歩を踏み出した。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)