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三笘薫に田中碧、瀬古歩夢… 東京五輪世代、12月末予定の国内組サバイバル合宿で注目の顔ぶれは?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2020年11月20日

チームの軸はA代表入りしている欧州組だが、手薄なポジションも少なくない

 今のところ東京五輪代表の軸はA代表入りしている欧州組が担うと目されるため、彼らの手薄なポジションであれば国内組のチャンスが広がる。その筆頭がGKだ。権田修一(ポルティモネンセ)が「才能がある」と太鼓判を押した海外組の小久保ブライアン(ベンフィカU-23)も候補者の1人だが、より近いところにいるのは大迫敬介(広島)、波多野豪(FC東京)、谷晃生(湘南)らJで試合に出ている面々だろう。このうち大迫は2019年時点までレギュラー最右翼を見られたが、今季のJリーグは出たりでなかったり。それ以上に活躍が光っているのが谷だ。湘南では好セーブを連発し、存在感を高めている。U-15世代から菅原由勢(AZ)、久保建英(ビジャレアル)らとともに共闘してきた連携面を含め、アドバンテージを生かせそうだ。

 DF陣も欧州組だけは枚数が足りない。センターバック(CB)は渡辺剛(FC東京)や瀬古歩夢(C大阪)らがチャンスだし、サイドバック(SB)も橋岡大樹(浦和)や岩田智輝(大分)、古賀太陽(柏)、菅大輝(札幌)らが有望な人材がいる。特に左に関しては、昨年までは杉岡大暉(鹿島)が一歩リードという状況だったが、新天地に赴いてから出場機会が激減。菅も4バックの左SBは不慣れなため、万能型の原輝綺(鳥栖)や今季序盤戦にインパクトを残した鈴木冬一(湘南)らが浮上するかもしれない。森保監督らスタッフは欧州組との経験値や連携なども考えながら選別していくことになる。

 ボランチもやや手薄なポジション。A代表予備軍筆頭と言われる田中碧(川崎)は当確だろうが、昨年まで重用された田中駿汰(札幌)は今季、3バックの一角でプレーしていることが多いため、ボランチとしての成長は測りにくいところがある。であれば、安部や山本、瀬古樹、安永玲央(横浜FC)、松岡大起(鳥栖)、齋藤未月(湘南)といったクラブでコンスタントに出ている面々の方が計算できるのはないか。ただ、彼らの多くが欧州組とのプレー経験がない。そこを指揮官らはどう考えるのか。活躍度と周囲との相性を踏まえながら見極めていくはずだ。
 
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