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「親や弟と離れてサッカーをしたかった」鹿島学園10番・MF大澤昌也が選手権へ抱く特別な想い

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年11月17日

「ひとりで茨城に来て、取り組んだことを全力で出したい」

たびたび比較される弟の存在を力に変えてきた大澤。高校3年間の集大成の舞台を掴んだ。写真:松尾祐希

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 最終的にU-18チームへの昇格は叶わず、またしても弟だけが上のステージに進んだ。当然、高校でサッカーを続けるつもりでいた大澤は高校サッカーを選択。県内のチームからも誘われていたが、鹿島学園への進学を決めた。その理由をこう話す。

「埼玉の高校に進学する選択肢もあったけど、親や弟と離れてサッカーをしたかった。覚悟を持って鹿島学園に行きました」

 寮に入り、サッカーに励む。中学まで弟と比べられる環境にあったが、高校では純粋に自分と向き合うことでさらなる成長を目指した。

 高校では今まで以上に自分を追い込み、フィジカル面やタフさがアップ。戦う姿勢が備わり、大きな成長を遂げた。最終学年で上田綺世(鹿島)が背負った10番を託されたのも、そうした頑張りが認められたからなのは間違いない。

 弟は来季からプロになる一方で、自身は大学に進む。最初で最後の大舞台は高校3年間で積み上げてきた成果を出す舞台となる。

「自分はひとりで茨城に来て、取り組んだことを全力で出したい。全力でやれば結果もついてくるので、成長した姿を見せたい」

 高校生活を締め括る最高の舞台。大澤は特別な想いを持って、選手権に挑む。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
 
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