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【選手権予選】神奈川4強敗退も…日大藤沢FW鈴木イブラヒーム輪太朗が12分間の出場で放った輝きと仲間たちへの感謝

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年11月15日

怪我明けとは思えないプレーでチームに勢いをもたらす

タイムアップの笛が鳴り、明暗が分かれる。鈴木はチームメイトへの感謝の気持ちを表わした。写真:松尾祐希

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 桐光学園戦の試合中も佐藤監督から「延長に入ったら行くぞ」と言われていた中で、出番は1−1で迎えた延長前半8分。ピッチに足を踏み入れると、GK濵中は笑顔で愛称の「ワディ!」という名前を叫んだ。待ちに待ったエースの登場。チームの雰囲気は一気に高まり、勝利に導くゴールに期待が高まった。

 ピッチに立つと、192cmの体躯を生かしたポストプレーと大きなスライドを生かしたドリブル突破で相手を圧倒。怪我明けとは思えないプレーでチームに勢いをもたらした。延長後半に入っても相手の脅威となり、虎視眈々とゴールを狙い続けていく。

 そして迎えた5分。左サイドでスローインを獲得し、纐纈創大(3年)がロングスローで一気にゴール前にボールを入れる。ゴール前で混戦になると、最後は鈴木が強引に右足でこじ開けた。

 仲間に連れて来てもらった最後の舞台。笑顔で終われなかったが、高校サッカーに悔いはない。

「最終的に全国大会には行けなかったけど、仲間と過ごした時間は財産。楽しかったという言葉だけではまとめられないけど、本当に充実した3年間で仲間と切磋琢磨できて良かった」
 
 仲間からもらった恩は次のステージで返すしかない。プロの世界で活躍し、仲間に少しでも良い報告ができるようにプレーしたいと意気込む。現時点で卒業後の進路は決まっていないが、大学進学ではなくJクラブへの加入を目指す。9日にはトレーニングを再開。ゲーム形式の練習では軽快な動きで、怪我からの復帰をアピールした。ガーナ人の父を持つ大型ストライカーは次の夢を追うべく、ボールを蹴り続ける。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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