「ホンダはソーセージを茹でたお湯だ」
ピッチでのパフォーマンスも見るに堪えない。正直に言って率いたいと魅力に感じるチームではないし、責任も持てないだろう。
そんなチームに対しサポーターも激怒。チーム本部の前ではデモが起き、SNSは炎上し、チームと選手の罵詈雑言で溢れている。
当初、本田には怒りの矛先が向かっていなかったが、カップ戦の敗退以降は、批判の声があがっている。「ホンダはソーセージを茹でたお湯だ(つまりもう捨てるしかないと言うこと。ブラジルでは役に立たないことの例え)」といった厳しいコメントが、ツイッターで見られるようになった。
極めつけは、このクラブにはとにかくカネがない。現在、水道代や光熱費の支払いも怪しい状態であり、どうにかもっているのは名誉会長のカルロス・アウグスト・モンテネグロがポケットマネーを出しているからだ。選手のひとりは、インスタグラムで6月から給料が滞っていることを暴露。新監督がきちんと報酬をもらえる保証はどこにもない。
そんなチームに対しサポーターも激怒。チーム本部の前ではデモが起き、SNSは炎上し、チームと選手の罵詈雑言で溢れている。
当初、本田には怒りの矛先が向かっていなかったが、カップ戦の敗退以降は、批判の声があがっている。「ホンダはソーセージを茹でたお湯だ(つまりもう捨てるしかないと言うこと。ブラジルでは役に立たないことの例え)」といった厳しいコメントが、ツイッターで見られるようになった。
極めつけは、このクラブにはとにかくカネがない。現在、水道代や光熱費の支払いも怪しい状態であり、どうにかもっているのは名誉会長のカルロス・アウグスト・モンテネグロがポケットマネーを出しているからだ。選手のひとりは、インスタグラムで6月から給料が滞っていることを暴露。新監督がきちんと報酬をもらえる保証はどこにもない。
唯一ポジティブなのは、監督代行を務めているGKコーチのフラビオ・テニウスが、予想以上の結果を残していることだ。カップ戦では敗退したが、ここまで2戦2分けで、まだ負けてはいない。選手ともよく話をするようで、現場での評判は良いようだ。ただ、ディアスが就任すれば、また状況は変わることになる。
とにかく、ボタフォゴの先行きは本当に不透明だ。本田の契約は今年の12月までだったが、コロナで中断したせいでリーグが2月までとなったため、2月まで延長することでほぼチーム側と合意していた。しかしこのような状況では、その合意もどうなるかわからない。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
とにかく、ボタフォゴの先行きは本当に不透明だ。本田の契約は今年の12月までだったが、コロナで中断したせいでリーグが2月までとなったため、2月まで延長することでほぼチーム側と合意していた。しかしこのような状況では、その合意もどうなるかわからない。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。