【鳥栖】湘南戦で再確認できた存在の大きさ。高橋義希は最高のフットボーラーだ

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2020年10月22日

ピッチ内での貢献は減ってきているが…

高橋義は在籍15年目を迎える最古参で、ファン・サポーターからの人気も高い。写真:滝川敏之 ※写真は2019年2月のもの。

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 高橋義はJ2時代からチームを支え、鳥栖がJ1で5位(12、14年)と躍進した当時の主要メンバー。今年で35歳を迎えるチーム最古参だ。

 ただ、今季のリーグ戦は湘南戦で4試合目、スタメンは12節の札幌戦のみだ。ピッチ上で貢献できる時間が減ってきたのは事実だろう。
 
 それでもこの日のプレーを見ていると、衰えの色は見られなかった。そしてふと新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断していた6月にこう言っていたのを思い出した。
 

「自分自身、すべてに対して真摯に取り組んでいきたいと考えています。そういう姿勢を見て(若手が)何か感じてもらえたら嬉しいですね。

練習からハードに取り組むのは当然のことですが、それができない状況に陥らないためにもベテランがしっかりやるべき。それを見れば若手は『手を抜けない』、『しっかりやらなければ』と感じてくれるはず」

 ピッチ外で若手の模範になれば、湘南戦のようにピッチ内でもハイパフォーマンス。その両立が高いレベルでできるなんて最高のフットボーラーではないか。

 在籍15年目を迎える鳥栖のバンディエラの存在価値は、35歳を迎えた今も高まるばかり。今季、来季、そして将来的にも鳥栖に貢献し続けてくれることを願いたい。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
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