【川崎】中村憲剛がダメ出し「遊ぶぐらいの余裕があれば」

カテゴリ:Jリーグ

2015年03月15日

「最後の部分の質」向上におけるキーワードは『緻密』と『遊び心』。

大久保は神戸戦で両軍最多のシュート6本。2試合連続ゴールと結果を残した一方、「最後の部分の質」に関しては物足りなさが残った。 写真:田中研治

画像を見る

 では、どうすれば「最後の部分の質」が向上するのか。

 風間監督は「緻密」をキーワードに挙げ、中村も「最後の1本のパスをどれだけこだわれるか。シュートもどれだけ冷静に蹴れるか」と力説し、さらに『遊び心』を求めたいという。
 
「言い方は悪いけど、遊ぶぐらいの余裕があれば。ちょっと(攻撃を)急いで、それで引っかかって何本かカウンターを食らうのがあった。(エリア内に)侵入したからこそ、それまで以上に冷静かつ丁寧にやらないと。『そこで出しておけばいいのに』というところで出さなかったり、『そこで出すの?』というところで出したり。ちょっとのことだけど、ペナの中ではそれが大きな違いになる。

 ただ、これだけはやり続けていくしかない。(車屋)紳太郎やエウソン(エウシーニョ)も成長過程だし、みんなで(呼吸を)合わせていけば、もっともっと面白いものが作れる」
 
 2試合を終えて、川崎の5ゴールはリーグ最多。シュート数も1節(16本)、2節(21本)ともに最多タイで、短所(守備の軽さ)を補って余りある長所(攻撃の迫力)は、やはり魅力的だ。

 神戸戦の"シュート21本で2ゴール"は、効率性から言えば、決して褒められない。しかし、機能性と娯楽性に富んだ攻撃は観る者を虜にする吸引力があり、これが「割に合う」サッカーへと成長したならば、いよいよ初タイトル獲得が視界に入ってくるはずだ。

取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【J1採点&寸評】川崎×神戸|川崎がシュート21本を放つも、ホーム初勝利はお預け
【J1採点&寸評】1stステージ・2節|全9カードの出場選手&監督を現地取材記者が評価
2015 J1 1stステージ日程【1節~6節】
【川崎】中村憲剛も大絶賛の等々力新メインスタンドを初公開!
【岩本輝雄のプロフェッショナル採点】川崎優勝の鍵はGK西部のフィードの冴え次第!?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ