「最後の部分の質」向上におけるキーワードは『緻密』と『遊び心』。
では、どうすれば「最後の部分の質」が向上するのか。
風間監督は「緻密」をキーワードに挙げ、中村も「最後の1本のパスをどれだけこだわれるか。シュートもどれだけ冷静に蹴れるか」と力説し、さらに『遊び心』を求めたいという。
「言い方は悪いけど、遊ぶぐらいの余裕があれば。ちょっと(攻撃を)急いで、それで引っかかって何本かカウンターを食らうのがあった。(エリア内に)侵入したからこそ、それまで以上に冷静かつ丁寧にやらないと。『そこで出しておけばいいのに』というところで出さなかったり、『そこで出すの?』というところで出したり。ちょっとのことだけど、ペナの中ではそれが大きな違いになる。
ただ、これだけはやり続けていくしかない。(車屋)紳太郎やエウソン(エウシーニョ)も成長過程だし、みんなで(呼吸を)合わせていけば、もっともっと面白いものが作れる」
2試合を終えて、川崎の5ゴールはリーグ最多。シュート数も1節(16本)、2節(21本)ともに最多タイで、短所(守備の軽さ)を補って余りある長所(攻撃の迫力)は、やはり魅力的だ。
神戸戦の"シュート21本で2ゴール"は、効率性から言えば、決して褒められない。しかし、機能性と娯楽性に富んだ攻撃は観る者を虜にする吸引力があり、これが「割に合う」サッカーへと成長したならば、いよいよ初タイトル獲得が視界に入ってくるはずだ。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
風間監督は「緻密」をキーワードに挙げ、中村も「最後の1本のパスをどれだけこだわれるか。シュートもどれだけ冷静に蹴れるか」と力説し、さらに『遊び心』を求めたいという。
「言い方は悪いけど、遊ぶぐらいの余裕があれば。ちょっと(攻撃を)急いで、それで引っかかって何本かカウンターを食らうのがあった。(エリア内に)侵入したからこそ、それまで以上に冷静かつ丁寧にやらないと。『そこで出しておけばいいのに』というところで出さなかったり、『そこで出すの?』というところで出したり。ちょっとのことだけど、ペナの中ではそれが大きな違いになる。
ただ、これだけはやり続けていくしかない。(車屋)紳太郎やエウソン(エウシーニョ)も成長過程だし、みんなで(呼吸を)合わせていけば、もっともっと面白いものが作れる」
2試合を終えて、川崎の5ゴールはリーグ最多。シュート数も1節(16本)、2節(21本)ともに最多タイで、短所(守備の軽さ)を補って余りある長所(攻撃の迫力)は、やはり魅力的だ。
神戸戦の"シュート21本で2ゴール"は、効率性から言えば、決して褒められない。しかし、機能性と娯楽性に富んだ攻撃は観る者を虜にする吸引力があり、これが「割に合う」サッカーへと成長したならば、いよいよ初タイトル獲得が視界に入ってくるはずだ。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)