「バルサで教えられていることをちゃんと実践している」
最近の活躍ぶりについてはカンテラ時代のプレーを振り返りながら次のような分析をする。
「アンスはサイドで進行方向に進みやすい身体の向きでパスを受けることができる。ウクライナ戦でもそうやってドリブルを仕掛けてPKを獲得(セルヒオ・ラモスが決めてスペインが先制)した。ファーストアクションで有利な状況に持ち込むというバルサで教えられていることをちゃんと実践している。セルタ戦でのアウトサイドキックから決めたゴール(先制点)は、得点バリエーションの豊富さを示している。
【動画】巧みな抜け出しから正確なフィニッシュ!アンス・ファティの今季3点目はこちら
フィニッシュの精度はカンテラ時代から高かった。ヘディングの技術にも長けていて、上背に恵まれているわけではないにもかかわらず、よくゴールを決めていたよ。アンスが素晴らしいのは、姿勢が美しいところだ。カンテラの時からそうだった。まるでピッチを跳ねるように走っている」
「アンスはサイドで進行方向に進みやすい身体の向きでパスを受けることができる。ウクライナ戦でもそうやってドリブルを仕掛けてPKを獲得(セルヒオ・ラモスが決めてスペインが先制)した。ファーストアクションで有利な状況に持ち込むというバルサで教えられていることをちゃんと実践している。セルタ戦でのアウトサイドキックから決めたゴール(先制点)は、得点バリエーションの豊富さを示している。
【動画】巧みな抜け出しから正確なフィニッシュ!アンス・ファティの今季3点目はこちら
フィニッシュの精度はカンテラ時代から高かった。ヘディングの技術にも長けていて、上背に恵まれているわけではないにもかかわらず、よくゴールを決めていたよ。アンスが素晴らしいのは、姿勢が美しいところだ。カンテラの時からそうだった。まるでピッチを跳ねるように走っている」
9番タイプのストライカー不在というチーム事情も重なり、バルサと同様にスペイン代表でもファティをCFとして起用する案が浮上しているが、マルセロ・サンスによると、カンテラ時代にすでに経験しているポジションだという。
「典型的な9番ではなかったが、プレーの引き出しが多い選手だからね。中に入ってパス交換したり、近くの選手とワンツーを仕掛けることもできるし、サイドのオープンスペースに飛び出したり、スピードでDFを切り裂くこともできる」
まだ17歳。L・エンリケ監督の戦術の中心に据えるのは時期尚早という意見はもっともだ。ただそんな期待を寄せたくなるほど、アンス・ファティのプレーには大きな可能性を感じさせることもまた確かなのである。
文●ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙スペイン代表番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。