「メッシと同じだよ」バルサの育成担当者が語るアンス・ファティの凄さ。スペイン代表はこの17歳中心のチームに?【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年10月18日

「誰もここまでの活躍は予想していなかった」

開幕からゴールを重ねているアンス・ファティ。恐るべき17歳だ。(C)Getty Images

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 このインターナショナルウィーク期間中、スペイン代表でもっとも注目を浴びた選手のひとりがアンス・ファティだ。約1か月前のウクライナ戦(スペインが4-0で勝利)、そしてシーズン開幕以来のバルセロナで鮮烈なインパクトを放ち続けており、しかも弱冠17歳でハイレベルなプレーを平然とこなしてしまうその姿にクラックとしての資質を感じさせる。

 今のパフォーマンスを続けていけば、近い将来、ファティ中心に戦術を構築する可能性も高まってくる。ちなみに監督のルイス・エンリケはバルサを率いていた時にリオネル・メッシ中心のチームを作った経験がある。当時の第2監督のロベルト・モレーノが本紙(エル・パイス)のインタビューでこう証言している。

「レオにはだいたいのゾーンを指定するだけで、あとは自由にプレーしていいと伝えていた。インテリジェンスの塊のような選手だからね。常に相手の守備陣形を見ながら、パスを受けるスペースが生まれるのを狙っている。レオのその持ち味を削がないように、われわれは彼が主にプレーするゾーンを分析して、最終的に4つに絞った。それをもとに、他の選手のプレーゾーンをシチュエーションごとに決めていった。チームのバランスが崩れないようにね」
 
 ただ当のL・エンリケ監督は、ファティに同じ役割を託すのは時期尚早だと否定する。

「まずはチームありきだよ。毎試合チームを勝利に導く活躍を期待するのは酷だ。今の段階でそのような役割を任せることはアンスのためにはなるとは思えない」

 アンス・ファティが13歳から16歳の時にバルサのカンテラ(下部組織)で指導したマルセル・サンスもルイス・エンリケの意見に同調する。

「アンスの課題は今のパフォーマンスを維持することだ。安定感を手にした時に初めて、彼中心の戦術を構築する可能性を考えていけばいい。重要なゴールや決定的なプレーで注目を集めているのは確かだからね。チャンスをしっかりモノにしている。誰もここまでの活躍は予想していなかったはずだ」

 さらにマルセル・サンスにかつての愛弟子がカンテラ時代にどのようなプレーを見せていたのかと水を向けると、「メッシと同じだよ。子供の頃からまったく同じプレーを見せていた。いまみんなが目にしているそのままのプレーだ。とても難しいことなんだけどね」と返ってきた。
 

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