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インカレ関東予選に異変!全国切符争いで2部が1部を凌駕…「どの大学も途轍もなく懸ける思いが強い」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2020年10月11日

「何がなんでもの強い覚悟を持った選手が輝く大会になっている」

早大の3年生エース加藤(10番)。大会に参加する他チームの並々ならぬ意欲を感じ取っている。写真:安藤隆人

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 通常のアミノバイタルカップは6月上旬に行なわれるが、今回は9月下旬からのスタート。4年生にしてみれば残りの大学サッカーの期間はわずか4か月。しかも今年は前述した通り、コロナ禍でプロの練習に参加出来ず、進路がまだ決まっていない4年生が多く、3年生からしてみても、アピールの場が大きく奪われてしまったことは間違いない。

 それだけに1月まで公式戦を戦えるメリットはとてつもなく大きい。しかも、全国大会という舞台だ。それが関東2部や地域リーグのチームであれば、なおのこと大きなアピールのチャンスを掴むことができる。ゆえに下克上を果たして将来の道を切り開くためにも、より勝利を欲して臨んでくる。さらに加藤はこう続ける。

「対戦相手の選手はもちろん、視察に来ているスカウトの方の目の色も違うというか、本当に異様な雰囲気でした。早稲田大でもキャプテンの鍬先(祐弥)選手がこの大会にかける想いは一際強くて、懸けている気持ちがひしひしと伝わってきた。僕もそうですが、プロの練習に参加できない分、もう試合でアピールするしか僕らに道はない。僕ら1部の人間からすれば、1月までアピールできるのは大きいし、2部以下の人間からすれば、上のカテゴリーを倒していくことで評価も一気に上がる。城西大、立教大だけではなく、他の山を見ても2部が1部を倒しているので、本当にいつもとは全く違うし、『何がなんでも』の強い覚悟を持った選手が輝く大会になっていると思っています」

 出場が決まった4チーム、残りひとつの座を争う決戦を11月3日に控える立正大と東海大の2チームにとっては、モチベーションがさらに上がっている状態にある。異例のスケジュールで行なわれているアミノバイタルカップ。アピールする場に飢えている選手たちの将来に向けた本気度が前面に出た大会になっているのは間違いなさそうだ。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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