チームの突破口となり得る存在感は示している
開幕戦以降の試合を見る限り、守備陣と攻撃陣をつなげることができる堂安の存在は、大きな突破口になっている。開幕戦のフランクフルト、そして第2節のケルン戦でもインサイドハーフの位置でスタメン出場し、常にボールをもらえる準備をしている。相手の激しいぶつかりにもつぶされることなく抜け出し、正確なパスを前線に供給できていて、とても心強い。
そんな堂安のプレーぶり、チームへの献身ぶりは、ファンも高く評価しているようだ。ケルン戦では、72分に途中交代する際、観客からスタンディングオベーションが起こったほどだった。
MFマルセル・ハルテルは「スペースをもっとうまく利用して、ゴールチャンスを作り出さないと」と自分たちの改善点を指摘していた。そのためには、相手につぶされそうになりながらもぐっとこらえてスッと抜け出し、チャンスを演出していく堂安の活躍が欠かせない。
当の堂安はケルン戦後に、「僕らはいいプレーをしたし、勝ち点4に満足している。気持ちはもちろん次の試合に向けてやっていかないと。自分のプレーには満足してるけど、チームとのコミュニケーションとか、いろんなところでもっと良くなると思う」というコメントしていた。
そんな堂安のプレーぶり、チームへの献身ぶりは、ファンも高く評価しているようだ。ケルン戦では、72分に途中交代する際、観客からスタンディングオベーションが起こったほどだった。
MFマルセル・ハルテルは「スペースをもっとうまく利用して、ゴールチャンスを作り出さないと」と自分たちの改善点を指摘していた。そのためには、相手につぶされそうになりながらもぐっとこらえてスッと抜け出し、チャンスを演出していく堂安の活躍が欠かせない。
当の堂安はケルン戦後に、「僕らはいいプレーをしたし、勝ち点4に満足している。気持ちはもちろん次の試合に向けてやっていかないと。自分のプレーには満足してるけど、チームとのコミュニケーションとか、いろんなところでもっと良くなると思う」というコメントしていた。
シーズンが始まってまだ3試合だ。第3節のブレーメンには敗れたが、ケルン戦の勝利は間違いなくチームに確かな自信をもたらしたはず。
昇格後初勝利の後、ノイハウス監督は「我々はもっと良くなる。いまはまだ確実さを優先したプレーが先にきているが、我々はもっといいサッカーをすることができる。我々はどんな試合でも規律正しく、インテンシティ高く、チームとして戦い続けなければならない」と手ごたえを得ている一方、これからの厳しい戦いに向けて覚悟を新たにしていた。
堂安はすでに新人選手ではなく、主力として期待をかけられている選手だ。今後の戦いでも、勇敢でダイナミックなプレーでチームをけん引したい。
代表ウィーク明けの17日には、絶対王者バイエルンとのホームマッチが待っている。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中
昇格後初勝利の後、ノイハウス監督は「我々はもっと良くなる。いまはまだ確実さを優先したプレーが先にきているが、我々はもっといいサッカーをすることができる。我々はどんな試合でも規律正しく、インテンシティ高く、チームとして戦い続けなければならない」と手ごたえを得ている一方、これからの厳しい戦いに向けて覚悟を新たにしていた。
堂安はすでに新人選手ではなく、主力として期待をかけられている選手だ。今後の戦いでも、勇敢でダイナミックなプレーでチームをけん引したい。
代表ウィーク明けの17日には、絶対王者バイエルンとのホームマッチが待っている。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中