特筆すべきはCF鈴木との好連係。
もっとも、今の手倉森ジャパンにとって、背番号10を背負う中島は代えの利かない存在であるのも事実だろう。ミャンマー戦でも、何度も動き直しながらスペースを見つけては、パスを引き出し、ボールを前に運んでゴールチャンスを演出する。状況に応じてパスとドリブルを効果的に使い分け、非凡なテクニックの持ち主だが必要以上にこねくり回すことなく、シンプルに捌いて味方の攻め上がりを促すプレーも増えてきた。
特筆すべきは、CFの鈴木との好連係だ。ミャンマー戦の自身1点目、チームとしては2点目となるゴールは、“三度目の正直”で決めたものだ。サイドに開いた鈴木のクロスをねじ込んだ形だったが、この得点シーンの前にも二度ほど、鈴木がサイドに流れる→中央の空いたスペースに走り込む→鈴木からのクロスに対しエリア内でスタンバイ、というコンビネーションで惜しい場面を作っていた。
「武蔵はスピードがあるので。そこで空いたスペースを意識して埋めようとしていた。そうすれば自分にもチャンスが来る」
鈴木とはチームの立ち上げ当初からずっと一緒にプレーしてきた間柄で、「そういう意味では(連係が)どんどん良くなってきているし、これからも良くなると思う」と確かな手応えを感じている。
一方、クラブレベルでは、今季開幕戦はメンバー入りさえできず、苦しい現状ではあるが、本人に焦りは一切見られない。FC東京の一員としてピッチに立ち、勝利に貢献したい想いは当然あるが、それよりもプレーヤーとして上手くなりたい気持ちのほうが強いという。それはチームのことを考えていないわけではない。自分の成長が、結局はチームのためになることを知っているからだろう。
「サッカーを楽しむ」というスタンスはブレずに、決して慌てることなく、泰然と構えて、今日より明日と、さらなる進化のために次なる一歩を着実に踏み出そうとしている。
3月27日にマカオとの初戦を迎えるリオデジャネイロ五輪アジア1次予選での活躍にも期待したい。
特筆すべきは、CFの鈴木との好連係だ。ミャンマー戦の自身1点目、チームとしては2点目となるゴールは、“三度目の正直”で決めたものだ。サイドに開いた鈴木のクロスをねじ込んだ形だったが、この得点シーンの前にも二度ほど、鈴木がサイドに流れる→中央の空いたスペースに走り込む→鈴木からのクロスに対しエリア内でスタンバイ、というコンビネーションで惜しい場面を作っていた。
「武蔵はスピードがあるので。そこで空いたスペースを意識して埋めようとしていた。そうすれば自分にもチャンスが来る」
鈴木とはチームの立ち上げ当初からずっと一緒にプレーしてきた間柄で、「そういう意味では(連係が)どんどん良くなってきているし、これからも良くなると思う」と確かな手応えを感じている。
一方、クラブレベルでは、今季開幕戦はメンバー入りさえできず、苦しい現状ではあるが、本人に焦りは一切見られない。FC東京の一員としてピッチに立ち、勝利に貢献したい想いは当然あるが、それよりもプレーヤーとして上手くなりたい気持ちのほうが強いという。それはチームのことを考えていないわけではない。自分の成長が、結局はチームのためになることを知っているからだろう。
「サッカーを楽しむ」というスタンスはブレずに、決して慌てることなく、泰然と構えて、今日より明日と、さらなる進化のために次なる一歩を着実に踏み出そうとしている。
3月27日にマカオとの初戦を迎えるリオデジャネイロ五輪アジア1次予選での活躍にも期待したい。