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【J1前半戦総括/選手編】個の活躍に目を向ければ「川崎一強」ではない。新時代のうねりも

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2020年09月24日

FC東京では大卒ルーキーの安部が存在感

鹿島の荒木はセンス溢れるプレーで存在感を示している。写真:徳原隆元

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 同様にルーキーでは、大卒の安部柊斗がシーズン開幕からFC東京で主力を張っている。無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回り、攻守の両局面で身体を張るだけでなく、最近は決定的な仕事もこなすようになった。11節の広島戦でリーグ初得点をマークして以降、14節の大分戦で決勝弾、名古屋とのルヴァンカップ準々決勝で2ゴールと徐々に存在感を増してきた。

 安部ほどのインパクトはないが、FC東京では右サイドからアグレッシブにオーバーラップを仕掛ける中村拓海、15節の横浜FC戦で鮮やかなトラップ、ターンから逆転ゴールを決めた原大智、アンカーでビルドアップとポジショニングのセンスが光る品田愛斗、C大阪戦で魂のディフェンスを見せた中村帆高なども頭角を現しつつある。

 他にも、横浜FCでJ1の16試合に出場して4ゴールの松尾佑介、松尾のチームメイトで12節の清水戦でのミドルシュートが印象深い斉藤光毅、8節のFC東京戦で鳥栖に歓喜をもたらすロングショットを突き刺した森下龍矢など、ひとりずつ挙げていけば切りがない。

 橋本拳人と室屋成(ともに元FC東京)、鈴木武蔵(元札幌)、さらに遠藤渓太(元横浜)と現役日本代表がシーズン途中にヨーロッパへと新天地を求め、内田篤人(元鹿島)が電撃的に現役を引退。いわゆる主役級のプレーヤーが様々な理由でJリーグのピッチから去り、ある程度の喪失感は否めない。

 とはいえ、一方で時代のうねりを感じるのも事実だ。川崎の三笘を筆頭に、後半戦も若手有望株たちが記録にも記憶にも残るプレーで盛り上げてくれれば、Jリーグの未来はきっと明るくなるはずだ。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)
 

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