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スペインで躍動する岡崎慎司を昆虫に例えるとどうなる!? 話題の“こんちゅうクン”が私的解説!

カテゴリ:メガクラブ

こんちゅうクン

2020年09月21日

「駆け引き上手な虫」とは?

11年前のウズベキスタン戦で岡崎が決めたダイビングヘッド弾は、今のサッカーファンの記憶に残る一発だ。 (C) Getty Images

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 もちろんダイビングヘッド以外にも驚かされるプレーはある。昨シーズンのスペイン2部・第41節のヌマンシア戦で、チームの1部昇格を決定付けた技ありヒールシュートはまさにゴラッソだった。
 
 ラファ・ミルの右サイドからのマイナスのクロスをヒールでうまく流し込んだテクニックもさることながら、ゴール前に走り込む際の相手DFとの駆け引きが巧妙だった。一度ファーに行くと見せかけた岡崎は、相手の身体と意識が逆サイドに向いた瞬間、逆をついてニアに走り込んでボールを呼び込んだのである。

 駆け引き上手な虫といえば、カマキリをおいて他にいない。
 
 カマキリは、餌を捕食するためにじっと待ち伏せをして、獲物が近づいてきたところを鎌状の前脚で捕えるのだが、いつも待っているわけではない。止まっている獲物に自ら近づいて仕留める時にはこちらの動きを悟られないよう、様子を伺いながらじわじわと距離を詰める。

 この時、周りの環境を巧みに使うのだ。緑や褐色の体色が周りの景色に溶け込んで見つかりにくくなっているだけでなく、風が吹いた時には自らの身体を左右にゆらゆらと揺らし、風に揺れる枝葉に紛れて近づいていく。

 このようにカマキリが獲物を捕らえることができるのは、動体視力や鎌を繰り出すスピードがあるからだけではない。相手との距離や風の有無など、周りの状況に応じて適切な行動を選択し、鎌を繰り出せるポジショニングができているからに他ならない。

 岡崎もまさにそうだ。ヌマンシア戦のようなゴラッソを生み出す彼の巧みな駆け引きは、カマキリの獰猛さではなくしたたかさを、そして、生存競争を生き残ることの厳しさを思い起こさせるのである。
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