「2桁得点・2桁アシストしたらどこのクラブにも目が留まる」
新型コロナウイルスの影響でスコットランドリーグは3月中旬に中断。その後、シーズン打ち切りが決まり、4か月以上も実戦から遠ざかった。一方、リオ・アヴェは8月中旬には新チームが始動しており、また、多くの選手が残留。17日にはクラブ史上2度目のヨーロッパリーグ出場を掛けた試合を控えており、現状は既存メンバーがベースになっている。だが食野に焦りはない。
「ターンしてドリブル、前を向くスピード、キレは間違いなくここでも通用すると思います。改善点は守備で走れるように。あと、後ろの選手から掛けられた言葉を瞬時に聞き分けてプレーで実戦することは、まだまだ。語学の理解度と強度。それを高めて体現しないといけない」
手応えと課題は明確。そしてマリオ・シルヴァ監督から「ポテンシャルは理解している。ゆっくり時間をかけて、街にも、ポルトガルという国にも、リオ・アヴェというクラブにも慣れてほしい。このクラブにはプレッシャーを掛ける人間はいない。しっかりコンディションを上げながら慣れていってほしい」と声を掛けられていることも、ストレスなく新チームになじめている要因のひとつになっている。
「数字へのこだわりとかノルマは特にありませんが、少なくとも2桁は取らないといけないと思っています。結果として2桁得点・2桁アシストしたらどこのクラブにも目が留まるし、そこは意識してやりたいですね。チームも強いですし、ボールを握った戦いをするのでチャンスはあると思う。そこを活かせるかどうか」
「ターンしてドリブル、前を向くスピード、キレは間違いなくここでも通用すると思います。改善点は守備で走れるように。あと、後ろの選手から掛けられた言葉を瞬時に聞き分けてプレーで実戦することは、まだまだ。語学の理解度と強度。それを高めて体現しないといけない」
手応えと課題は明確。そしてマリオ・シルヴァ監督から「ポテンシャルは理解している。ゆっくり時間をかけて、街にも、ポルトガルという国にも、リオ・アヴェというクラブにも慣れてほしい。このクラブにはプレッシャーを掛ける人間はいない。しっかりコンディションを上げながら慣れていってほしい」と声を掛けられていることも、ストレスなく新チームになじめている要因のひとつになっている。
「数字へのこだわりとかノルマは特にありませんが、少なくとも2桁は取らないといけないと思っています。結果として2桁得点・2桁アシストしたらどこのクラブにも目が留まるし、そこは意識してやりたいですね。チームも強いですし、ボールを握った戦いをするのでチャンスはあると思う。そこを活かせるかどうか」
ポルトガルリーグにおいて、日本人選手最高の成績は17~18年シーズンに日本代表MFの中島翔哉(当時ポルティモネンセ/現ポルト)が挙げた10得点・12アシスト。具体的な数字を挙げなくても、目指すところは高みにある。
「実はポルティモネンセ時代の中島選手のプレー映像を見たんです。スタイル的に若干似ている部分があると思っていて、道標というか、お手本ですね。まずチーム内の競争に勝たないといけないけど、自分の特徴を活かしながら(中島に)近づいていけるようにしたいですね」
ポルトガルリーグで大きな飛躍を遂げた先輩の背中を追うイメージはできている。
背番号はG大阪時代に背負った「40」を選んだ。「ユースから昇格して初めて付けた番号。ハーツではすでに付けている選手がいたんですが、自分にとって出世番号でお気に入りなんです」。
まずは17日に行なわれるヨーロッパリーグのボラツ戦。「ヨーロッパリーグ本戦に出場できれば良いこと。他の国の強いチームと試合ができれば、キャリアの幅が広がる。ありがたい舞台だなと思っているのでなんとしても出たい。それができるとチーム全員が信じている」。
本拠地のあるヴィラ・ド・コンデはポルトガル北西部に位置し、大航海時代に栄華を築いた街。当時の人々が世界を拡げていったように、食野もここで大きな帆を張り、より大きな海原へと飛び込んでいく。
取材・文●飯間 健
───◆───◆───
インタビューの続編は9月24日発売号の本誌サッカーダイジェストで掲載!
続編では移籍の真相、恩師・森下仁志監督との秘話、リオ・アヴェでの青写真をどう描いているかなどに迫っています。
「実はポルティモネンセ時代の中島選手のプレー映像を見たんです。スタイル的に若干似ている部分があると思っていて、道標というか、お手本ですね。まずチーム内の競争に勝たないといけないけど、自分の特徴を活かしながら(中島に)近づいていけるようにしたいですね」
ポルトガルリーグで大きな飛躍を遂げた先輩の背中を追うイメージはできている。
背番号はG大阪時代に背負った「40」を選んだ。「ユースから昇格して初めて付けた番号。ハーツではすでに付けている選手がいたんですが、自分にとって出世番号でお気に入りなんです」。
まずは17日に行なわれるヨーロッパリーグのボラツ戦。「ヨーロッパリーグ本戦に出場できれば良いこと。他の国の強いチームと試合ができれば、キャリアの幅が広がる。ありがたい舞台だなと思っているのでなんとしても出たい。それができるとチーム全員が信じている」。
本拠地のあるヴィラ・ド・コンデはポルトガル北西部に位置し、大航海時代に栄華を築いた街。当時の人々が世界を拡げていったように、食野もここで大きな帆を張り、より大きな海原へと飛び込んでいく。
取材・文●飯間 健
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