タイサッカーは漫画で沸いている
リーグ再開を控えた8月末、タイリーグは新たな市場拡大へ向けた取り組みとして、タイサッカー協会(以下、FAT)との共同事業、漫画「タイリーグ:バトルボール」を発表した。スカウトに転向した元選手が、タイ全土に眠る若き才能を発掘していくというストーリーだ。T1リーグ所属クラブのマスコットも登場する。
「サッカーはタイで一番人気のあるスポーツと見なされてはいますが、我々は次世代のファン獲得に全力を尽くすことを常に目指してきました。特に今回のプロジェクトで最も重要なターゲットである、近年ウェブサイトやソーシャルメディアをフォローし始めている小学生に焦点を当てています。彼らが精通する漫画コンテンツを使用することで、Jリーグが成功を収めた戦略のひとつである“キッズの心を早く勝ち取る”ために役立つものだと願っています」
事業発表会見の席上、ソムヨットFAT会長はそう述べた。彼らの脳裏には『キャプテン翼』が焼き付いていることは間違いなさそうだ。
また9月6日夕方には、再び漫画コンテンツを利用した公式動画が流れてきた。発信元はBGパトゥム・ユナイテッド、新たに日本人選手を獲得したというリリースだ。昨季までセレッソ大阪に所属していた丸岡満の加入である。
「サッカーはタイで一番人気のあるスポーツと見なされてはいますが、我々は次世代のファン獲得に全力を尽くすことを常に目指してきました。特に今回のプロジェクトで最も重要なターゲットである、近年ウェブサイトやソーシャルメディアをフォローし始めている小学生に焦点を当てています。彼らが精通する漫画コンテンツを使用することで、Jリーグが成功を収めた戦略のひとつである“キッズの心を早く勝ち取る”ために役立つものだと願っています」
事業発表会見の席上、ソムヨットFAT会長はそう述べた。彼らの脳裏には『キャプテン翼』が焼き付いていることは間違いなさそうだ。
また9月6日夕方には、再び漫画コンテンツを利用した公式動画が流れてきた。発信元はBGパトゥム・ユナイテッド、新たに日本人選手を獲得したというリリースだ。昨季までセレッソ大阪に所属していた丸岡満の加入である。
今季開幕前にも移籍報道がメディアを賑わせ、またマネージメント会社のSNSにはタイへと飛び立つ丸岡の写真がアップされていたことで、移籍は時間の問題と目されていたのだが、シーズン移行に伴って特別に設けられていた移籍ウインドウが閉まる間際に駆け込んだ格好だ。
タイはビッグステータスが大好きなお国柄。ボルシア・ドルトムントにも籍を置き、ユルゲン・クロップ(現リバプール監督)に可愛がられた日本人に期待するクラブの想いは、コストを掛けて制作されたであろう漫画タッチをふんだんに盛り込んだ移籍動画からも感じ取ることができる。