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天皇杯茨城決勝は大激戦!関東1部・筑波大が2部の流経大から感じ取ったモノ「この圧は1部でも味わえない」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2020年09月04日

「このままだと差が開いてしまうのではないかという危機感を覚えています」

終盤の85分、筑波大はカウンターから加藤がゴールを挙げ、これが決勝点に。写真:安藤隆人

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「僕らは守り勝つしかない状態でしたが、最後は本当にGK櫻庭を中心に耐えてくれた。延長戦も覚悟をしていたのですが、チームがひとつになって凌げたことが勝因でした」

 試合後、小井土正亮監督は流経大の圧力に屈しなかった守備陣を讃えたように、まさに耐え凌いで掴んだ勝利だった。

 一方で日曜日にリーグ戦を戦い、中2日でのゲームとなった流経大の中野雄二監督は、「コンディションの難しさはあったが、今日はナイトゲームで涼しかったですし、選手たちが勝ちたい気持ちを見せてくれた」と敗戦の悔しさを滲ませながらも、90分間勇敢に攻め続けた選手たちを労った。

 冒頭で表現した通り、まさに激戦だった天皇杯茨城県予選決勝。
「本当に流通経済大は強かった。この圧は1部リーグでもなかなか味わえない。本当に鍛えられていて、選手たちも成長しているので勝ったのですが、このままだと差が開いてしまうのではないかという危機感を覚えています。だからこそ、今日の勝利で天皇杯を戦える権利を得たので、それを無駄にしないように、もっと成長していきたいと思います」(小井土監督)

 MF戸嶋祥朗(柏レイソル)、西澤健太(清水エスパルス)、三笘薫(川崎フロンターレ)、高嶺朋樹(北海道コンサドーレ札幌)らを擁し、ベスト16入りした2017年以来となる天皇杯出場を掴んだ筑波大。関東大学リーグ1部も他のチームより開幕が約1か月遅れるなど、チーム作りに苦戦している時期であることは間違いないが、小井土監督はこの激戦が成長への最高の栄養剤となる可能性を見出している。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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