• トップ
  • ニュース一覧
  • 「すぐにプロでやれる」浦和内定の高校No.1CBに青森山田指揮官もお墨付き!それでも藤原優大が表情を曇らせたワケ

「すぐにプロでやれる」浦和内定の高校No.1CBに青森山田指揮官もお墨付き!それでも藤原優大が表情を曇らせたワケ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月02日

「高校年代でミスなくやり切ることが自分の成長につながっていく」

青森山田は、スーパープリンスリーグ東北1節の秋田U—18戦で13—1と圧勝。しかし藤原(5番)は試合後、納得の表情は見せなかった。写真:松尾祐希

画像を見る

 2−1でリードをしていた83分。仲間のミスからピンチを招くと、カバーが間に合わずにペナルティエリア内で相手を倒してしまう。このPKで追い付かれ、チームは後半アディショナルタイムの失点で逆転負けを喫した。

 当時の記憶は今でも藤原の脳裏にある。だが、再び同じミスを犯してしまった。

「去年の尚志戦でもカバーに入ったけど、相手を倒してしまった。やっぱり、ゴール前で焦って飛び込んでしまう。それは自分でも理解をしていた。だけど、頭の中で少し焦りがあったんです。まだまだ成長しないとダメだなと痛感した。今まで以上に自分が謙虚に取り組まないといけない」

 秋田戦のミスは、今後に生かさなければ意味がない。黒田監督は言う。

「失点まではパーフェクトだった。プロへ進む彼の今後のサッカー人生を考えれば、良い教訓になったと思う」

 高校卒業後は浦和でプレーする藤原。本人も次のステージを見据え、今回の教訓を無駄にするつもりはない。

「プロの世界で通用するような技術やスキルを身に付けないといけない。高校年代でできていたことがプロでは通用しなくなる。同世代の中で圧倒しないと、プロの世界で活躍できないので、高校年代でミスなくやり切ることが自分の成長につながっていく」

 勝利に満足せず、失点と向き合う姿勢。このスタンスが藤原をさらに成長させる原動力になる。

「2度同じミスを繰り返しているので学習しないといけないし、もう一度気を引き締めないといけない。気持ちは切り替えるけど、反省点として受け止める。(リーグ戦で)これ以上の失点は許されないし、今回は自分のミス。今度は他人のミスを救えるようにしたい。結果は消えないけど、チームのために戦えるようにやっていきます」

 同じ失敗を繰り返すつもりはない。自分を戒めた高校No1CBは“今日のミス”を成長の糧にする。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】藤原も選出!前回選手権で輝きを放った大会ベストイレブンは?
【関連記事】
J複数クラブが争奪戦を繰り広げた無名の大器を直撃!国見高の大型FW中島大嘉が札幌を選んだ理由とは?
来季マリノス内定の逸材、インターハイ中止に「3日間はショックすぎて…」興國高エース樺山諒乃介をリモート直撃!
ガンバが獲得した2019年のU-15年代最高クラスの才能。街クラブの超逸材はなぜ世代最強チームを選んだのか?
「5点決めたい」と豪語する青森山田1年生MF松木玖生。黒田監督が「柴崎岳」以上と評価するポイントは?【選手権】
「俺を見てくれ!」大津高の点取り屋がプロ入りへ強烈アピール!! 合同トライアウトで覚悟を示す鮮烈ショット!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ