数々の禍根が両者の和解を難しくしている
むろんメッシも現行の契約内容を踏まえれば、退団を決断したとして、簡単に移籍先が見つけられるとは考えていない。ましてやコロナ禍により市場の動きは停滞したままだ。他のクラブとの交渉解禁となる来年1月まで決断を先送りにする手もあるが、クーマンは全選手にチームのために120%の忠誠を誓うことを求めている。
さらには来年3月15日以降に会長選挙が実施することが理事会で合意されており、この混乱に乗じて、メッシの残留を公約に掲げる意向を示している候補者もすでに出ている。
クラブはメッシにとって最善の環境を整え、将来のバルサを背負って立つ若手世代の牽引役を担ってほしいと考えているが、これまでの数々の禍根が両者の和解を難しくしている。
いうまでもなく仮に退団となれば、バルトメウ会長にもたらすダメージは計り知れない。心は離れたままだが、袋小路にはまり込んでいるのはメッシもバルトメウも同じなのだ。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
さらには来年3月15日以降に会長選挙が実施することが理事会で合意されており、この混乱に乗じて、メッシの残留を公約に掲げる意向を示している候補者もすでに出ている。
クラブはメッシにとって最善の環境を整え、将来のバルサを背負って立つ若手世代の牽引役を担ってほしいと考えているが、これまでの数々の禍根が両者の和解を難しくしている。
いうまでもなく仮に退団となれば、バルトメウ会長にもたらすダメージは計り知れない。心は離れたままだが、袋小路にはまり込んでいるのはメッシもバルトメウも同じなのだ。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
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