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【WSD編集長コラム】短期決戦のCLがいよいよスタート! 本命はW杯優勝経験者を7人擁する名門だ

カテゴリ:ワールド

加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト)

2020年08月06日

アタランタが波乱を起こす?

バイエルンはノイアー(左)やミュラー(右)をはじめ、W杯優勝経験者を実に7人も擁する。一発勝負の短期決戦を戦い抜くうえで、これは大きな強みだ。

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 加えてバイエルンは、ブンデスリーガの閉幕から約1か月を休暇と調整に充てられた。3月に中断したままリーグ戦が打ち切りとなり、7月に2つのカップ戦決勝を戦うまで約4か月も公式戦から遠ざかっていたパリSGのように長すぎず、また8月2日までセリエAを戦っていたユベントスのように短すぎない間隔のなかでこのCLに臨めるのは、大きなアドバンテージだろう。

 一発勝負の短期決戦では、ひとつのスーパープレーによって勝敗が決するケースも少なくない。その意味においても、絶対的なエース(レバンドフスキ)とワールドクラスの守護神(ノイアー)を擁しているドイツ王者はストロングポイントが多く、優勝候補の本命と言えるかもしれない。
 
 個人的に注目しているのは、アタランタだ。玉砕覚悟のスタイルが、とにかく観ていて気持ちいい。

 さらなるサプライズを起こす可能性も、十分あるだろう。準々決勝で対戦するパリSGは、前述したように心身のテンションが一度緩んでおり、いきなりトップギアで戦えるか分からないうえ、この試合は出場停止のアンヘル・ディ・マリアを使えず、7月24日のフランス・カップ決勝で右足首を捻挫した得点源のキリアン・エムバペがおそらく間に合わない。アタランタにとっては大チャンスだ。

 仮にベスト8を突破したら、準決勝はアトレティコ・マドリーとRBライプツィヒの勝者が相手。セリエAで93得点を叩き出したあの破壊的な攻撃力をもってすれば、突破できない壁ではない。

 開催地のポルトガルと言えば、EURO2004の舞台でもあった。そして、あの大会で優勝したのは、超大穴のギリシャ。歴史は繰り返されるのか。

 ちなみに――、8月6日発売号の『ワールドサッカーダイジェスト』では、このスリリングな「新CL」の特集を組んでいる。短期決戦ならではの楽しみ方や新たな視点、注目ポイントが詰まった一冊だ。

 最後に、この夏最大のイベントが、滞りなく進行することを心から祈りたい。

文●加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト編集長) 
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