【J1展望】G大阪×川崎|今後を占う首位攻防戦、両担当記者が挙げる攻守のキーマンは?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年08月01日

G大阪――“眼”と“声”の厚みが増した守備の要に注目

チームに安定感をもたらす守備の要・三浦の存在も大きい。写真:田中研治

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【守備】
キープレーヤー:三浦弦太(DF)

 2試合連続無失点勝利。GK東口順昭のスーパーセーブに救われたシーンも多いが、3バックの真ん中に位置する主将の存在も大きい。

 第6節・広島戦ではFWレアンドロ・ペレイラと激しく競り合いながら、同時に的確なコーチングでチーム全体を動かした。第7節・神戸戦ではFWドウグラスの自由を奪い、シュート1本に抑えた。そして次なる川崎戦ではFWレアンドロ・ダミアン、もしくは小林悠のどちらかとマッチアップする。

 ここまでリーグトップの20得点を叩き出している川崎の攻撃陣は、右サイドを起点にプレーする家長やMF三笘薫の突破、さらには中盤からの飛び出しなど多彩な攻撃を誇る。警戒すべきポイントは複数ある。ただ三浦は「相手の良さを出さないようにしたい」と言いつつ、同時に「最後はゴール前の勝負なので。組織的な守備を、声を掛け合いながら全員でやりたい」と中央を割らせない守備を最優先とする。
 
 今季2得点のレアンドロ・ダミアンは、ポストプレーやアシストなどチャンスメークでも貢献しており警戒が必要だ。なるべく相手の良さを消すことを考えながらも、抑えるべき点は整理できている。だからこそ、「ダミアンはクロス(への警戒)や強さがあるので、しっかり対応したい。悠くんは抜け出しに特徴があるので気をつけたい」と個の対決で負けないことが重要だ。

 背番号5が目立たないのが一番なのだが、恐らく川崎相手にピンチの数がゼロで終わることはないだろう。だが元来、定評があった高い身体能力に加えて、今季はより全体を見渡せる“眼”と“声”の厚みが増した。何よりも「完成度が高くなっている。要所で守る。ゴール前で身体を張れている」という三浦の“自信”こそがチームに安定感をもたらしている。

文●飯間 健
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