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U-19日本代表がコロナ禍の日本サッカー界で初の代表合宿。10月のアジア選手権へ練習の濃度がカギ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年07月17日

「準備期間が短いので、一人ひとりが考えてやらないと上手くいかない」

練習時間は最長でも75分程度。短時間で集中したトレーニングを行なったようだ。写真:徳原隆元

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 開幕まで残された時間は96日。次の活動が予定通りに行なわれる保証はない。限られた状況でいかにチームを作っていくのか。それは今回のメンバー構成にも表われている。

 昨秋のU-17ワールドカップで活躍したひと学年下の選手たちを呼んだ一方で、半数以上は昨年から名を連ねていた面々。「2年前のチームであれば、コアな選手と伸び盛りの選手で構成するラージグループを作りますが、2年前のようにやっている余裕はありません」(影山監督)。指揮官の考え方を理解しているコアなメンバーを最初から幹に据え、チームを作っていく意向が見て取れた。

 その上で指揮官は“上手いチームより強いチーム”のコンセプトを維持しつつ、今回の活動で掲げたテーマがある。“チーム強化のスピードアップ”だ。

 今合宿では個々でばらつきのあるコンディションを把握しつつ、戦術的なトレーニングに着手。全選手が揃った3日目まではフィジカルメニューを主にしていたが、4日目の午前中から守備面を確認。同日午後は攻撃面を整理した。そして、仕上げに最終日の15日にはフルピッチで30分ハーフの紅白戦を実施。影山監督は後半にアディショナルタイムを約15分も取るなど、熱心に選手たちへ”戦い方のイロハ”を伝えた。

 指揮官の狙いは選手たちにも伝わっており、短い期間でチームを構築する必要性を理解している。

 前回のU-20ワールドカップにも出場した斉藤光毅(横浜FC)は言う。

「準備期間が短いので、一人ひとりが考えてやらないと上手くいきません。一人ひとりの考えを持てるようなチーム、それを持ちやすいチームにしていきたい。このような意見を言う立場ではないですけど、そうなれたらいい」

 実際に合宿中にはそこかしこでコミュニケーションを取る場面が見られた。「練習の中から一つひとつの場面で意見交換をしていましたし、そういうのを増やしながらよりよくしていきたい」と斉藤が振り返ったように、限られた時間の中で濃度の高い練習を重ねられるかがポイントになるのは間違いない。
 
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