原川の離脱を想定してバヤリッツァをボランチに起用。
そしてやはり、守備では期待通りのプレーを見せた反面、攻撃では物足りなさも覗かせている。キム・ナミルも「まだ慣れない部分もある。(前線への関与も)考えながらプレーしていたが……」と振り返っているが、このコンビの狙いを和田監督は「いろんなゲーム運びを考えていく必要がある。固く試合を進められるのも大事なこと」と説明しており、シーズン中を想定してのテスト起用の意味合いが強そうだ。
北九州戦ではCKからバヤリッツァのヘッドで得点が生まれており、この選手起用でできること、できないことを明確にしていくのは、チームを作り上げていく過程で必要な作業だ。
また、61分からはバヤリッツァに代わって、U-22代表シンガポール遠征から帰ってきた原川が登場。中盤の底からパスを散らして攻撃の流れを作り出した。バヤリッツァのボランチ起用には原川が代表で不在となる期間を想定してのテストという側面もある。それだけに、背番号10を与えられた原川にかかる期待は大きい。
3本目には昨季41節・長崎戦での負傷により別メニューが続いていた山瀬が実戦復帰。さらに新加入の佐々木がボランチという新たなポジションで存在感を放つなどアピールが続いた。
チームの完成まで、もう少し時間がかかりそうだが、家を建てるために必要な安定した地盤の構築は着実に進んでいる。キャンプは2月22日まで行ない、最終日の広島とのトレーニングマッチが総仕上げとなる。
取材・文:雨堤俊祐(サッカーライター)
北九州戦ではCKからバヤリッツァのヘッドで得点が生まれており、この選手起用でできること、できないことを明確にしていくのは、チームを作り上げていく過程で必要な作業だ。
また、61分からはバヤリッツァに代わって、U-22代表シンガポール遠征から帰ってきた原川が登場。中盤の底からパスを散らして攻撃の流れを作り出した。バヤリッツァのボランチ起用には原川が代表で不在となる期間を想定してのテストという側面もある。それだけに、背番号10を与えられた原川にかかる期待は大きい。
3本目には昨季41節・長崎戦での負傷により別メニューが続いていた山瀬が実戦復帰。さらに新加入の佐々木がボランチという新たなポジションで存在感を放つなどアピールが続いた。
チームの完成まで、もう少し時間がかかりそうだが、家を建てるために必要な安定した地盤の構築は着実に進んでいる。キャンプは2月22日まで行ない、最終日の広島とのトレーニングマッチが総仕上げとなる。
取材・文:雨堤俊祐(サッカーライター)