「競輪のことをもっと知ってもらいたいし、自分も伝えていきたい」
――サッカー選手の頃は小柄なイメージがありましたが、ずいぶんと身体も大きくなっていますね。
「当時のプロフィールは61~62キロくらいだったかと思います。それから16~17キロ増えて、今の段階で78キロくらい。乗り込むうちに自然と筋肉はつきました」
――サッカーでもずいぶん身体を鍛えられたと思うですが、やはり競輪で求められるものは違いますか?
「一瞬で、かつ最大限のスピードに持っていくパワーが必要なので、トレーニングの質は違いますね。ただこれはサッカー選手に限らずですが、一般の人より基礎体力と筋力はあるわけで、レーサーを乗り込むための土台はあったのだと思います」
――団体競技と個人競技という違いもあるのでは?
「サッカーの場合、練習内容も試合戦術も監督、コーチが決めます。でも競輪選手になったら、すべて自分で決めなくていけません。他の人ではなく、自力で稼げるというのは、アスリートとして最大の魅力ですが、逆を言えばすべて自分の責任。周りはライバルだらけですし、やはり気持ちが強くないと、この世界では活躍できないと思います」
――養成所内の記録会でも好タイムを出しているとお聞しました。
「将来が少し楽しみになってきました。自転車は言わば誰でも乗れるもの。それを使って本人の努力しだいで賞金を得られる、そこにチャンス、夢があると感じましたし、この年齢から始めてどこまで上にいけるか、早くチャレンジしたいです」
――どんな選手になりたいですか?
「先行、追込などのスタイルはまだ分からないですが、単純に間近で見てきた師匠に追いついて、いつか超えたいです。50歳で現役、十数億円を稼いでいる偉大な方なので」
――それこそ最高の恩返しになるのでないでしょうか?
「活躍して、少しでも上にいって恩返しがしたいです。サッカーは仕事というよりも、自分がやりたいから、やりたいようにやってきた気がします。だから今度は家族のために、それからお世話になった師匠のためにがんばろう、と。その思いがここまでの支えになりましたし、今後も持ち続けようと思っています」
――選手としての拠点は平塚競輪場になるわけですが、在籍していた町田や相模原のスタジアムからもそう遠くないですし、サッカーファンにも来てもらいたいですね!
「スピードは本当に魅力的です。自分がやっているからではなく、競輪は若い子にも、女性にも、もっと注目されていいスポーツだと思います。サッカーファンが少しでも興味を持ってもらえたらうれしい。僕もデビューしたら、サッカー選手の時のように、SNSで情報を発信していきたいと思っています」
――Jリーガーから競輪選手になったのは、河野淳吾選手と岡山ネクストに在籍経験のある竹内翼(広島/109期/S級1班)選手のふたりだけ。これからもっとその数が増えてもおかしくないと思うのですが?
「とくに若い選手にセカンドキャリアとして、競輪の世界があることを知ってもらいたいし、僕も伝えていきたいと思っています。サッカーで培ったものを活かして、再びアスリートとして第一線で活躍できることは本当にすばらしいこと。自分が活躍してそれができることを証明したい。努力をすれば50~60歳まで活躍できる、そんなスポーツはあまりないですからね。あ、でも、改めてカズさんてすごいですね(笑) 」
サッカーファンだからこそ、サッカー選手、Jリーガーにはずっと輝いていてもらいたいもの。 「競輪選手になることが今から楽しみ」と語っていたが、その思いはわれわれも同じだ。北井佑季の新たな挑戦を応援しないわけがない。
※文中の選手の階級は、2020年7月1日現在のもの
競輪選手募集中!
121回生(男子)/122回生(女子)
応募の締切は8月21日まで
詳細は下記の公式ホームページまで
今年は「Webオンライン入所説明会」を実施。
7月22日(水)19:00~
参加お申込みは こちら から
《日本競輪選手養成所》
電話:0558-79-0111(学務課)
◆公式ホームページは こちら
◆公式インスタグラムは こちら
「当時のプロフィールは61~62キロくらいだったかと思います。それから16~17キロ増えて、今の段階で78キロくらい。乗り込むうちに自然と筋肉はつきました」
――サッカーでもずいぶん身体を鍛えられたと思うですが、やはり競輪で求められるものは違いますか?
「一瞬で、かつ最大限のスピードに持っていくパワーが必要なので、トレーニングの質は違いますね。ただこれはサッカー選手に限らずですが、一般の人より基礎体力と筋力はあるわけで、レーサーを乗り込むための土台はあったのだと思います」
――団体競技と個人競技という違いもあるのでは?
「サッカーの場合、練習内容も試合戦術も監督、コーチが決めます。でも競輪選手になったら、すべて自分で決めなくていけません。他の人ではなく、自力で稼げるというのは、アスリートとして最大の魅力ですが、逆を言えばすべて自分の責任。周りはライバルだらけですし、やはり気持ちが強くないと、この世界では活躍できないと思います」
――養成所内の記録会でも好タイムを出しているとお聞しました。
「将来が少し楽しみになってきました。自転車は言わば誰でも乗れるもの。それを使って本人の努力しだいで賞金を得られる、そこにチャンス、夢があると感じましたし、この年齢から始めてどこまで上にいけるか、早くチャレンジしたいです」
――どんな選手になりたいですか?
「先行、追込などのスタイルはまだ分からないですが、単純に間近で見てきた師匠に追いついて、いつか超えたいです。50歳で現役、十数億円を稼いでいる偉大な方なので」
――それこそ最高の恩返しになるのでないでしょうか?
「活躍して、少しでも上にいって恩返しがしたいです。サッカーは仕事というよりも、自分がやりたいから、やりたいようにやってきた気がします。だから今度は家族のために、それからお世話になった師匠のためにがんばろう、と。その思いがここまでの支えになりましたし、今後も持ち続けようと思っています」
――選手としての拠点は平塚競輪場になるわけですが、在籍していた町田や相模原のスタジアムからもそう遠くないですし、サッカーファンにも来てもらいたいですね!
「スピードは本当に魅力的です。自分がやっているからではなく、競輪は若い子にも、女性にも、もっと注目されていいスポーツだと思います。サッカーファンが少しでも興味を持ってもらえたらうれしい。僕もデビューしたら、サッカー選手の時のように、SNSで情報を発信していきたいと思っています」
――Jリーガーから競輪選手になったのは、河野淳吾選手と岡山ネクストに在籍経験のある竹内翼(広島/109期/S級1班)選手のふたりだけ。これからもっとその数が増えてもおかしくないと思うのですが?
「とくに若い選手にセカンドキャリアとして、競輪の世界があることを知ってもらいたいし、僕も伝えていきたいと思っています。サッカーで培ったものを活かして、再びアスリートとして第一線で活躍できることは本当にすばらしいこと。自分が活躍してそれができることを証明したい。努力をすれば50~60歳まで活躍できる、そんなスポーツはあまりないですからね。あ、でも、改めてカズさんてすごいですね(笑) 」
サッカーファンだからこそ、サッカー選手、Jリーガーにはずっと輝いていてもらいたいもの。 「競輪選手になることが今から楽しみ」と語っていたが、その思いはわれわれも同じだ。北井佑季の新たな挑戦を応援しないわけがない。
※文中の選手の階級は、2020年7月1日現在のもの
競輪選手募集中!
121回生(男子)/122回生(女子)
応募の締切は8月21日まで
詳細は下記の公式ホームページまで
今年は「Webオンライン入所説明会」を実施。
7月22日(水)19:00~
参加お申込みは こちら から
《日本競輪選手養成所》
電話:0558-79-0111(学務課)
◆公式ホームページは こちら
◆公式インスタグラムは こちら