• トップ
  • ニュース一覧
  • 「バルベルデ時代よりネガティブな面が…」ついに選手と指揮官の対立が表面化したバルサ【現地発】

「バルベルデ時代よりネガティブな面が…」ついに選手と指揮官の対立が表面化したバルサ【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年07月12日

指揮官のコメントにメッシが反論

大黒柱のメッシと指揮官の関係が良好ではないのは明らかだ。(C) Getty Images

画像を見る

 パスの本数が1000本を超えた初陣のグラナダ戦(1-0)を経て、セティエン・バルサはラ・リーガではバレンシア戦(0-2)とレアル・マドリー戦(0-2)、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオ戦(0-1)と強豪相手にことごとく苦杯を喫した。チャンピオンズ・リーグ(CL)でもアウェーのナポリ戦で引き分け(1-1)に持ち込むのが精一杯だった。ラ・リーガで首位をキープしていたが、試合内容はどこか煮え切らなかった。

 そんな状態が続く中で新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けすべてのコンペティションが中断となった。そしてこの期間、キケ・セティエンは立て続けにメディアの取材を受けた。個別インタビューのNGを貫いていた近年の歴代監督とは対照的で、そこでセティエンは「ロンド(パス回し)にも参加している。わたしはワーストプレイヤーではないよ」と自慢げに語った。

 本人にはまったく悪気はなかったのだろうが、選手たちは指揮官のこの発言に眉をひそめた。
 
 さらにCL制覇に燃える指揮官は、「チャンスはある」と手応えを覗かせると、メッシがすかさず、「人それぞれ意見が異なるのは不思議なことではない。ただ僕はもう何年もCLでプレーする幸運に恵まれている。その経験から言わせてもらうと、いまのプレーを続けていては、優勝できるとは思えない」とすかさず反論した。

 過去4度ビッグイヤーを獲得しているメッシに対し、キケ・セティエンがこれまでこの欧州最高峰の大会で指揮した試合は前述のナポリ戦のみだ。

 そして再開後、メッシの予言が的中するようにバルサは首位の座をマドリーに引き渡し、キケ・セティエンは、選手たちやクラブ幹部、さらにはスタッフの信頼まで失う結果となった。幹部のひとりが「バルト(バルトメウの愛称)は人選ミスを犯した」と非難すれば、ある選手はこう不満を露わにする。

「エルネストの時はポジティブなこともネガティブなこともあった。でもキケ・セティエンが監督になってからは、ポジティブだったことがなくなり、ネガティブだったことがさらに悪化した」
【関連記事】
「どちらも1位はメッシ、2位はクボ」久保建英が残した2つの“驚愕スタッツ”とは?
「メッシは自閉症のガキ」「殴ればいい」元バルサのW杯優勝戦士が過激発言で炎上!同胞後輩の不遇に…
もし、メッシがバルサを退団したらどこへ行く? 母国紙がチョイスした移籍候補5チームは――
「究極のトリック」「物理の限界を超えた」久保建英の“ありえない角度”からのゴール動画にスペイン・メディア衝撃!
【安永聡太郎】CL優勝を見据えるバルサが直面する「メッシ問題」。戦術をとるのか、エースをとるのか――

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ