指揮官のコメントにメッシが反論
パスの本数が1000本を超えた初陣のグラナダ戦(1-0)を経て、セティエン・バルサはラ・リーガではバレンシア戦(0-2)とレアル・マドリー戦(0-2)、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオ戦(0-1)と強豪相手にことごとく苦杯を喫した。チャンピオンズ・リーグ(CL)でもアウェーのナポリ戦で引き分け(1-1)に持ち込むのが精一杯だった。ラ・リーガで首位をキープしていたが、試合内容はどこか煮え切らなかった。
そんな状態が続く中で新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けすべてのコンペティションが中断となった。そしてこの期間、キケ・セティエンは立て続けにメディアの取材を受けた。個別インタビューのNGを貫いていた近年の歴代監督とは対照的で、そこでセティエンは「ロンド(パス回し)にも参加している。わたしはワーストプレイヤーではないよ」と自慢げに語った。
本人にはまったく悪気はなかったのだろうが、選手たちは指揮官のこの発言に眉をひそめた。
そんな状態が続く中で新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けすべてのコンペティションが中断となった。そしてこの期間、キケ・セティエンは立て続けにメディアの取材を受けた。個別インタビューのNGを貫いていた近年の歴代監督とは対照的で、そこでセティエンは「ロンド(パス回し)にも参加している。わたしはワーストプレイヤーではないよ」と自慢げに語った。
本人にはまったく悪気はなかったのだろうが、選手たちは指揮官のこの発言に眉をひそめた。
さらにCL制覇に燃える指揮官は、「チャンスはある」と手応えを覗かせると、メッシがすかさず、「人それぞれ意見が異なるのは不思議なことではない。ただ僕はもう何年もCLでプレーする幸運に恵まれている。その経験から言わせてもらうと、いまのプレーを続けていては、優勝できるとは思えない」とすかさず反論した。
過去4度ビッグイヤーを獲得しているメッシに対し、キケ・セティエンがこれまでこの欧州最高峰の大会で指揮した試合は前述のナポリ戦のみだ。
そして再開後、メッシの予言が的中するようにバルサは首位の座をマドリーに引き渡し、キケ・セティエンは、選手たちやクラブ幹部、さらにはスタッフの信頼まで失う結果となった。幹部のひとりが「バルト(バルトメウの愛称)は人選ミスを犯した」と非難すれば、ある選手はこう不満を露わにする。
「エルネストの時はポジティブなこともネガティブなこともあった。でもキケ・セティエンが監督になってからは、ポジティブだったことがなくなり、ネガティブだったことがさらに悪化した」
過去4度ビッグイヤーを獲得しているメッシに対し、キケ・セティエンがこれまでこの欧州最高峰の大会で指揮した試合は前述のナポリ戦のみだ。
そして再開後、メッシの予言が的中するようにバルサは首位の座をマドリーに引き渡し、キケ・セティエンは、選手たちやクラブ幹部、さらにはスタッフの信頼まで失う結果となった。幹部のひとりが「バルト(バルトメウの愛称)は人選ミスを犯した」と非難すれば、ある選手はこう不満を露わにする。
「エルネストの時はポジティブなこともネガティブなこともあった。でもキケ・セティエンが監督になってからは、ポジティブだったことがなくなり、ネガティブだったことがさらに悪化した」