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浦和、3年目の柴戸海が主軸へ駆け上がる。市船、明治を通じて培った“慌てず騒がず”の哲学

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2020年07月11日

「誰かのようだと言われるのではなく、柴戸海として表現されるようになれば」と大槻監督

開幕戦の湘南戦でも存在感を放った柴戸。クラブも大きな期待を寄せる選手だ。(C) SOCCER DIGEST

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 当時の明治にはDF室屋成(FC東京)をはじめMF和泉竜司(鹿島)、DF山越康平(大宮)など現在、Jで活躍する多士済々のメンバーが居並んだ。このタレント揃いのなか、どうすれば試合に出られるか? 柴戸は考えた。その姿を明治大・栗田大輔監督はこう語った。

「明治ではどんなに良い選手でも1年生、2年生の時はなかなか試合に出られない。その時、何をすればよいのか。どう時間を使えばよいのか。チームが何を求めているのかを考える。これは柴戸も同じだった」

 柴戸はコンディションを見ながら、居残り練習を欠かさなかった。ほかの選手のプレーを観察し、何が足りないか、自分は何が強いかを見極めた。つまり柴戸は大学での経験をプロになり、追体験していることになる。これがレギュラーの近道だと信じている。だからこそ、やり続けた。そしてその成果がいま実を結ぼうとしている。

「試合に出たことで自信につながっている。プレースタイルが誰かのようだと言われるのではなく、柴戸海として表現されるようになれば、嬉しい」と鹿島戦に向けた会見で語った大槻監督。

 これぞ柴戸海とインパクトを与えるプレーを鹿島戦でも見せる。

取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
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