セルヒオ・ラモスにも怯まず立ち向かった
メキシコ生まれでスペイン育ち、そして両親はアルゼンチン人。ロメロはその3か国の国籍を所有し、そのいずれの代表チームでもプレーすることができるが、スタンスは明確だ。
「僕の家族は全員アルゼンチン人だ。アルゼンチンの代表のユニホームを着ることが僕の夢だ。アンダーカテゴリーのチームメイトとはワッツアップ(無料メッセージアプリ)でグループを作っていていつも連絡を取り合っている」
昨年アルゼンチンU-15代表の一員として南米選手権(11月下旬から12月上旬にかけてパラグアイで開催)に出場。この夏も、パブロ・アイマール率いるU―17に招集される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、合宿が中止になった。
しかしそのおかげで6月上旬からクラブでトップチームの練習に帯同するチャンスに恵まれ、そこでのプレーが評価されて歴史的快挙の達成へと繋がった。ダニ・ペンディンはロメロの普段の印象をこう語る。
「シャイで謙虚な青年だよ。目立ちたがり屋の若者が増えている昨今、珍しいタイプだ。ロッカールームに入るときは今も顔を真っ赤にしているくらいだ。でもそうしたキャラクターが受け入れられ、みんなに可愛がられている」
「僕の家族は全員アルゼンチン人だ。アルゼンチンの代表のユニホームを着ることが僕の夢だ。アンダーカテゴリーのチームメイトとはワッツアップ(無料メッセージアプリ)でグループを作っていていつも連絡を取り合っている」
昨年アルゼンチンU-15代表の一員として南米選手権(11月下旬から12月上旬にかけてパラグアイで開催)に出場。この夏も、パブロ・アイマール率いるU―17に招集される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、合宿が中止になった。
しかしそのおかげで6月上旬からクラブでトップチームの練習に帯同するチャンスに恵まれ、そこでのプレーが評価されて歴史的快挙の達成へと繋がった。ダニ・ペンディンはロメロの普段の印象をこう語る。
「シャイで謙虚な青年だよ。目立ちたがり屋の若者が増えている昨今、珍しいタイプだ。ロッカールームに入るときは今も顔を真っ赤にしているくらいだ。でもそうしたキャラクターが受け入れられ、みんなに可愛がられている」
ただ、もちろんプロ契約すら結べない(満16歳以上)年齢で、トップチームの活動に帯同するのはれっきとした理由がある。ダニ・ペンディンが続ける。
「ルカには、いま我々と一緒に行動しているのは全て自らの力によるものだと伝えている。それだけの能力が彼にはあるからね。Bチームから20歳、21歳の選手を練習に参加させても、なかなかトップチームのレベルに適応できないのが現状だ。もちろんその場合は再びBチームに降格させることになる。その点、ルカは練習に参加した1日目から高い対応力を見せている」
ロメロが生まれた翌年の2005年夏、セルヒオ・ラモスはセビージャからマドリーに移籍した。直前は緊張でガチガチだったロメロだったが、ひとたびピッチに足を踏み入れるとその百戦錬磨の相手チームのキャプテンに対しても怯まず立ち向かった。ダニ・ペンディンもその強心臓ぶりに舌を巻く。
「ボールを持つと普段とは別人のように積極果敢なプレーを見せる。“厚かましい”と言ってもいいかもしれない。ピッチではまったく遠慮しないんだ」
文●ダニエル・ゴメス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
【動画】これが15歳? リーガ最年少デビューを飾ったロメロのプレー
「ルカには、いま我々と一緒に行動しているのは全て自らの力によるものだと伝えている。それだけの能力が彼にはあるからね。Bチームから20歳、21歳の選手を練習に参加させても、なかなかトップチームのレベルに適応できないのが現状だ。もちろんその場合は再びBチームに降格させることになる。その点、ルカは練習に参加した1日目から高い対応力を見せている」
ロメロが生まれた翌年の2005年夏、セルヒオ・ラモスはセビージャからマドリーに移籍した。直前は緊張でガチガチだったロメロだったが、ひとたびピッチに足を踏み入れるとその百戦錬磨の相手チームのキャプテンに対しても怯まず立ち向かった。ダニ・ペンディンもその強心臓ぶりに舌を巻く。
「ボールを持つと普段とは別人のように積極果敢なプレーを見せる。“厚かましい”と言ってもいいかもしれない。ピッチではまったく遠慮しないんだ」
文●ダニエル・ゴメス(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
【動画】これが15歳? リーガ最年少デビューを飾ったロメロのプレー