• トップ
  • ニュース一覧
  • 酒井宏樹所属の名門マルセイユに買収予告? 625億円投入のウワサに、フランス中が騒然【現地発】

酒井宏樹所属の名門マルセイユに買収予告? 625億円投入のウワサに、フランス中が騒然【現地発】

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2020年07月04日

現会長は「売りに出されていない」と否定も…

22年6月まで契約を残している酒井。買収となれば影響は小さくないだろう。 (C)Getty Images

画像を見る

 だが「ハッタリではないか」「中身のない滑稽話だ」との懐疑論も根強い。ブジェラル氏はセンセーショナルにメディアに登場するのが好きな人物でもあり、何とかフットボール界に食い込もうと躍起になっていた経緯があるためだ。

 彼自身も「自分でも信じられない」「怖いとも思ったが、同時に惹きつけられた」と語っている。「今のところ自分がマルセイユ会長になるという想像はしていない」「マルセイユはまだSFみたいなもの」などと漏らしてもいる。

 ただ、ラグビーではなくフットボールで、しかも天下のマルセイユを相手に下手な芝居を打って失敗すれば、ブジェラル氏の信用は決定的に失墜するだろう。そのため、ハッタリと決めつけるのも難しい。

 今回の驚愕予告と報道を受け、マルセイユのジャック=アンリ・エロー現会長は現地時間6月27日に「マルセイユは売りに出されてはいない」ときっぱり反論。一方エリゼ宮(大統領府)は、ブジェラル氏に電話したことを認めたものの、「ボルドーなどを含め、クラブ買収時には常に、買収意図を確認するため電話している」と説明している模様だ。

 果たして、この買収予告劇の結末はどうなるのか。一部報道によれば他にもマルセイユ買収計画がふたつあり、今回のブジェラル氏の電撃予告も、それら競争相手を牽制して先手を打つ目的があったのではないかとみられている。

 ちなみに、パリSGオーナーであるカタールと、今回噂に出ているサウジアラビアは、国として対立関係にある。「マルセイユ対パリSG」はあくまでもフランスが誇るスポーツ的熱狂。そこに国家間の争いが持ち込まれなければいいのだが――。そう思うのは私だけだろうか。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
【関連記事】
元ブラジル代表MFが麻薬密売組織に関与か。フランスに残した「呪われた館」から3000万円を超える“現ナマ”が…【現地発】
「これぞリオの男よ」“変貌”で女性ファンを虜にした本田圭佑。ただ、ピッチの上では…【現地発】
マジョルカの元指揮官と現第2監督が語る久保建英の“リアル評”「バルサ出身特有のパスセンスとマドリーの選手らしい…」【現地発】
評価急上昇の久保建英はマドリーに復帰できるのか?「EU圏外枠」を巡る争いをスペイン紙がレポート「3枠を5人で…」
「夜遊び癖などプロ意識が…」“シャビの後継者”アルトゥールがバルセロナに切られた理由

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ