右SB松木駿之介は人生初のDFも堂々のプレー
24歳の徳元。23歳の松木。ふたりの若いサイドバックは大きな可能性を秘めている。松木のプレー姿を逆サイドから見ていた徳元も、「マツは走れるし対人も強いのに、まだちょっと遠慮している部分がある。もっと自信を持ってやれればいいんだけど、たぶんあと1試合、2試合やれば普通にやっているでしょ」とエールを送っていた。次節はもっとアグレッシブな松木のプレー姿が見られるだろう。
ふたりがこれからどんな成長曲線を描いていくのか楽しみだが、復帰間近の椋原健太も競争に加わってくる。大きな一歩を踏み出した松木も「本当にここからです」と、すぐに気を引き締めていた。
「もう健太君が帰ってくるし、今はマス君(増谷幸祐)も廣木君もケガをしている状況。本当に1試合1試合で結果を出さないと出れなくなってしまう世界なので、結果にこだわってチームの勝利に貢献できる選手になっていきたいと思っています」
チームの攻撃のバリエーションを増やすためのキーポジションでもあるSBは、これから激しい競争が繰り広げられていくこと必至。ポジション争いが面白くなっていきそうだ。
取材・文●寺田弘幸(フリーライター)
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