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「左足ミドルが彼の成長の証」パーソナルコーチ・中西哲生氏に訊く“ピピ”中井卓大の成長ぶりとポテンシャル

カテゴリ:海外日本人

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年06月26日

「ピピはどんどん進化しないと、建英には追いつけないと思っている」」

昨年4月に神奈川県で行なわれた凱旋試合では、技術の高さを存分に披露した。(C)SOCCER DIGEST

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――そんな中井選手に、どんな言葉をかけていたんですか?

「試合に使ってもらえなくても、逆に成長するチャンスだよ、いま僕と取り組んでることをさらに進化させるチャンスだよ、とシーズン中に話してました。昨シーズンは、一緒にトレーニングを始めて1年目で、試合の中で発揮する技術に関して色々と取り組んで、実際に試合で発揮できるようになった。素晴らしいミドルシュートを決められるようになった。今シーズンは、精神的な部分で成長できたシーズンだったんじゃないかと」

――中井選手は右利きですが、レフティーと紹介する海外メディアもあります。それだけ左足を鍛えたということでしょうか。

「そうです、右足が素晴らしいんですが、左足はそこまでではなかった。キックに関しては、右足も左足も劇的に改善したと感じます。僕のメソッドである『軸足抜き蹴り足着地』というキックをしっかり体得して、それをナチュラルに試合の中でも発揮できるようになった。実際すでに左足インカーブでも美しいミドルシュートを決めていて、その映像を見た瞬間、あまりに練習通りすぎて驚きました。そういった部分を見ても、技術を吸収し、試合でそれを発揮する能力は、特筆すべきものがありますね」
 
――貪欲に学んでいるんですね。

「まだ完成された選手ではないので、知らない知識や理論を本人がどんどん僕に聞いてきます。トレーニングでは、とにかく質問攻め(笑)。で、質問の後は、『じゃあ、次はコレやりましょう』って感じです」

――久保選手も7年ほど前から指導されています。

「建英も、努力を積み重ねられる選手です。彼とは小学5年生から一緒にトレーニングさせてもらってますが、ピピとは2年前の中学3年生からです。ということもあり、ピピとしてはここからどんどん進化しないと、建英には追いつけないと思っている。またピピは建英と一緒にプレーするのが一つの目標というか、通過点だと考えています。僕もなるべくそれをイメージしながら彼の手助けをしたい。建英よりも一つ後ろのポジションなので、ピピが良きパートナーとなるような、建英が欲しいタイミングパスを出してくれるような選手になって、良好な関係性を保てれば、というのはイメージしています」
 
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