「乾はシュート下手やったけど、めっちゃ打ってた」
――加入当初はどんな印象でしたか?
「正直、移籍するまでセレッソに対しては、そこまでイメージがなかったんですよ。ライバルクラブというのと、ユニホームがピンクだというのは分かってましたけど(笑)。若くて活きの良い選手が多いみたいな話は聞いてましたけど、『どんな感じなの?』みたいな感じやったんですよ。ところがどっこい、加入してみると、香川真司と乾貴士の二枚看板がいて、家長昭博、清武弘嗣も移籍してきて、新人で扇原(貴宏)や永井龍が入ってきて、その上には山口蛍や丸橋(祐介)がいて、『おっ、なんか若くてええ選手いるやん』みたいな感じでしたね」
――レヴィー・クルピ監督の印象は?
「セレッソはクルピ、クルピと言ってましたけど、全くどんな監督か分からなかったんですよ。実際に行ってみると、若手を使うのが上手いな、と。その気にさせるんですよ。彼らに対して数字の目標設定をするんですよ。フォワードは年間に10点から15点、これはマストやと。シャドーなら、8点から13点とかね。若いやつらはそれをクリアしようと思って、どんどん伸びていきましたから。
良かったら若手をどんどん使っていくし、僕みたいなベテランにもちゃんとコミュニケーションをとってくれる。『バンはチャンピオンや、勝利のメンタリティーを持ってる。それをお前ら学べ、コイツの練習の態度、手を抜かへんやないか』みたいな感じで言うんですよ。こっちも気持ちええから、『レヴィーのために頑張ろか』となるわけですよ」
「正直、移籍するまでセレッソに対しては、そこまでイメージがなかったんですよ。ライバルクラブというのと、ユニホームがピンクだというのは分かってましたけど(笑)。若くて活きの良い選手が多いみたいな話は聞いてましたけど、『どんな感じなの?』みたいな感じやったんですよ。ところがどっこい、加入してみると、香川真司と乾貴士の二枚看板がいて、家長昭博、清武弘嗣も移籍してきて、新人で扇原(貴宏)や永井龍が入ってきて、その上には山口蛍や丸橋(祐介)がいて、『おっ、なんか若くてええ選手いるやん』みたいな感じでしたね」
――レヴィー・クルピ監督の印象は?
「セレッソはクルピ、クルピと言ってましたけど、全くどんな監督か分からなかったんですよ。実際に行ってみると、若手を使うのが上手いな、と。その気にさせるんですよ。彼らに対して数字の目標設定をするんですよ。フォワードは年間に10点から15点、これはマストやと。シャドーなら、8点から13点とかね。若いやつらはそれをクリアしようと思って、どんどん伸びていきましたから。
良かったら若手をどんどん使っていくし、僕みたいなベテランにもちゃんとコミュニケーションをとってくれる。『バンはチャンピオンや、勝利のメンタリティーを持ってる。それをお前ら学べ、コイツの練習の態度、手を抜かへんやないか』みたいな感じで言うんですよ。こっちも気持ちええから、『レヴィーのために頑張ろか』となるわけですよ」
――クルピ監督の下、まとまっていたわけですね。
「僕が30歳で一番上やったんです。その次が2個下の茂庭(照幸)や羽田(憲司)という超若いチームやった。平均年齢25歳以下じゃないですかね。でもレヴィーはブラジルでの監督経験も豊富だし、強化部長にはセレッソの初代キャプテンだった梶野さんがいて、新参者やけど僕が入って、若くて活きのいい奴らがいて、すごくバランスが良くてまとまってましたね、今思うと」
――フォワードとして、香川、乾、家長、清武(弘嗣)という4選手が揃った中盤をどう見ていた?
「フォーメーションが1トップだったので、その中盤の選手を見た時に、『これは、真ん中から動かんとこ」と思いましたね。後ろに香川、乾、家長、清武というトップ下と言われるところで実力を発揮する選手が揃っていたので、そいつらの好きなようにさせて、僕はもうゴール前にいて、ペナルティエリアから絶対出ない、ゴールエリアで仕事する、『ワンタッチゴールが俺の仕事や』と。あとは、彼らのために、ポストになったり、潰れたり、壁になったり、しようと。最後の仕上げだけしようと思ったのに、あいつらみんな上手いから自分でゴールを決めちゃうんですよ。特に真司はシュートも抜群に上手かったからね。乾はシュート下手やったけど、めっちゃ打ってた」
「僕が30歳で一番上やったんです。その次が2個下の茂庭(照幸)や羽田(憲司)という超若いチームやった。平均年齢25歳以下じゃないですかね。でもレヴィーはブラジルでの監督経験も豊富だし、強化部長にはセレッソの初代キャプテンだった梶野さんがいて、新参者やけど僕が入って、若くて活きのいい奴らがいて、すごくバランスが良くてまとまってましたね、今思うと」
――フォワードとして、香川、乾、家長、清武(弘嗣)という4選手が揃った中盤をどう見ていた?
「フォーメーションが1トップだったので、その中盤の選手を見た時に、『これは、真ん中から動かんとこ」と思いましたね。後ろに香川、乾、家長、清武というトップ下と言われるところで実力を発揮する選手が揃っていたので、そいつらの好きなようにさせて、僕はもうゴール前にいて、ペナルティエリアから絶対出ない、ゴールエリアで仕事する、『ワンタッチゴールが俺の仕事や』と。あとは、彼らのために、ポストになったり、潰れたり、壁になったり、しようと。最後の仕上げだけしようと思ったのに、あいつらみんな上手いから自分でゴールを決めちゃうんですよ。特に真司はシュートも抜群に上手かったからね。乾はシュート下手やったけど、めっちゃ打ってた」