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【J再開後の注目株|徳島】「あの1本が入っていれば…」昨季の悔しさを誰よりも知るボランチの雑草魂

カテゴリ:Jリーグ

柏原敏

2020年06月04日

「多分あの1本は絶対に忘れない」

前橋育英高出身で3年次にはキャプテンを務めた鈴木。今も当時と変わらないハングリーさを持って戦っている。写真:田中研治

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 最も心を鷲掴みにされたのは、昨季を振り返りながら「多分あの1本は絶対に忘れない」と語気を強めた瞬間だ。その1本とは徳島サポーターなら覚えているだろう。J1昇格がかかった湘南戦の同点で迎えた後半アディショナルタイム。右足一閃のシュートがネットを揺らす。しかし、当たったのはサイドネットだった。

 たらればだが、「それが、J1かJ2かを左右した」。さらにこう続ける。
 
「練習から決めている選手であれば、あの場面でも入ったと思います。でも、練習で狙っていたなかで、決められていなかった。その結果が露骨に出ました。あそこで決められなかった俺がすべての責任を負う必要はないですけど、同時にそれだけ強い覚悟があの結果で持てました。あの1本が入っていれば。軌道がもう少し内側であれば、と映像を観たときに思い出します。期待させたのに『俺が決められなかったから、皆で目指してきたJ1昇格を成し遂げられなかった』と。だからこそ、今はその分も含めてチームに貢献したいです」

 昨季の悔しさを胸に戦うからこそ、余計に「(J1昇格を)『絶対にする』って決めています」の言葉には重みがあった。新型コロナウイルスによりリーグは中断されているが、鈴木の雑草魂は今も燃え続けているに違いない。

取材・文●柏原 敏(フリーライター)

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