広島で選びたいのは…
そして僕がプレーをした広島では、15年のチームを選びました。12、13年はリーグ初優勝を含めて連覇を果たすも、14年は8位。15年は選手も抜け、チームとして危機感が強まっていたんです。Jリーグではちょっとしたボタンの掛け違いでJ2降格を喫したチームがありますからね。ただ危機感が良い競争を生み、やるべきことを徹底できた。当時は僕もポジションを掴むために必死でした。
振り返ればコンビネーションが成熟し、主力選手の状態も良かった12年のチームのほうが、サッカーの質は高かったかもしれません。ただ15年は(浅野)拓磨ら若手が逞しく成長し、全員の力で戦い抜けた。森保(一)監督のベンチワークも素晴らしく、結果的には勝点も得点も最も良い成績を残せました(年間勝点74はJ1史上最多タイ。平均得点2.15はクラブ歴代最多)。
振り返ればコンビネーションが成熟し、主力選手の状態も良かった12年のチームのほうが、サッカーの質は高かったかもしれません。ただ15年は(浅野)拓磨ら若手が逞しく成長し、全員の力で戦い抜けた。森保(一)監督のベンチワークも素晴らしく、結果的には勝点も得点も最も良い成績を残せました(年間勝点74はJ1史上最多タイ。平均得点2.15はクラブ歴代最多)。

5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名が“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選出!第2特集ではJ1・J2全クラブの“歴代最強チーム”なども紹介している。
あのシーズンはドウグラスも奮闘したとはいえ、MVPはやっぱりトシ(青山敏弘)ですよ。確か13年まで僕がキャプテンをやってトシに引き継いだんです。でも14年は優勝を逃し、トシとしては葛藤があったんだと思います。だからこそチームを牽引した15年の活躍は心から嬉しかったですし、リーグMVPにも選ばれましたからね。誇らしかったです。
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取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。
【PHOTO】「Jリーグ歴代最強チーム」はどれだ!?|2001年ジュビロ磐田の特選フォトはこちら!
【詳細情報】2020年6月11.25日合併号
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取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。
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