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「なんでこんなに点を取るんやろ」来季マリノス内定、興國高MF樺山諒乃介がフランスと横浜での衝撃を語る

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年05月13日

フランス年代別代表ストライカーの技術に驚愕。「練習中から彼を注視するように」

日々のトレーニングに打ち込む樺山。現在は自宅待機で自主トレに励む。写真:安藤隆人

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――プロ入りが決まってからの初の海外遠征。将来的な目標でもあるヨーロッパのサッカーに触れて何を感じましたか?
「個人的にはトゥールーズのセカンドチームに練習参加をした5日間が一番刺激的で学ぶことが多かったですね。それまではチームとして活動していたのですが、この5日間は僕とリッキー(杉浦)だけで僕らの同世代や年齢が上のプロ選手と一緒にヨーロッパの『日常』を経験することができました。選手寮に泊まって、外国の選手たちと練習やクラブハウスで一緒に過ごすことでいろんなものが見えました」

――どのようなものが見えて、学びにつながったのでしょうか?
「トゥールーズには僕と同い年のジャニス・アンティストという年代別フランス代表にも入っている将来有望なストライカーがいるのですが、ちょうど僕らが参加した1週間ほど前にトップチームでデビューしたんです。そのジャニスと一緒に練習をしたのですが、紅白戦でもめちゃくちゃ点を取るんです。特段技術レベルが高いわけではないので、『なんでこんなにめっちゃ点を取るんやろ』と疑問に思って練習中から彼を注視するようになったんです。そうしたらゴール前での落ち着きが凄くて、フィニッシュに持ち込む前のラストタッチがめちゃくちゃ正確なんです。あと身体の使い方、マークを外す動きが抜群にうまくて、かなり衝撃を受けました。

 これまで内野智章監督にも『海外の選手のプレーを学べ』と言われていたのですが、改めてその言葉の意味が強烈に分かりました。僕が目指しているのはドリブルで打開をし、パスなどでチャンスを作るプレーをしつつ、自分でも決め切る選手。だからこそ最近は点を取ることに関して相当な意欲を持っているので、余計にジャニスのプレーは衝撃で、『自分との間に大きな差がある』と痛感させられました」

――明らかな差を感じたからこそ、逆に向上心が湧いてきたと。
「そうですね、ジャニスはどんな練習でも常にイメージを膨らませて動いているんです。守備の選手がいなかったり、単純なパス回しの練習でも必ずオフの動きを入れて、常に試合の状況を想定してプレーしている。そこは本当に意識の高さを感じたし、だからこそあれだけオフの動きもうまい。シュートまでのイメージを常に持っているからこそ、ゴール前で冷静にプレーできるんだなと。僕もそこは意識してやってきたと思っていたのですが、ジャニスはその遥かに上を行っていた。普段から細部にこだわり続けることの大切さを改めて学びました」
 
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