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アジアカップ2015

【豪州メディアが報じた日本評】「日本はおそらく、試合前から準決勝のことを考えていた」

カテゴリ:日本代表

植松久隆

2015年01月24日

試合翌日には試合内容よりもアギーレ続投の話題が注目の的に。

試合後、大仁会長は記者団の取材に応じ、アギーレ監督は「続投」を基本線とする方針を明かした。八百長の告発受理に加え、準々決勝敗退に終わった指揮官に対する“甘い”処遇は、オーストラリアメディアにとっても意外だったようだ。 (C)Getty Images

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 試合から一夜が明けてから、高級紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』のウェブ版に載ったロイターの配信記事は、昨夜の試合の結果とは異なる類の“驚き”を伝えた。
 
「ショッキングなアジアカップの結果にもかかわらず、日本は問題を抱えたアギーレ監督続投へ」との見出しのこの記事は、アギーレ監督の八百長疑惑のこれまでの経緯、試合後の大仁会長の記者対応についても詳報。告発受理に加えて、今大会で結果を残せなかったアギーレ監督の「続投」が保障されるのは意外という論調だ。
 
 昨日の試合の生中継でFox Sportsの人気コメンテーター のサイモン・ヒルが何度となく発した「That should have been a equaliser (このシュートは同点弾となるべきだ)」のセリフ。何度となく惜しいチャンスを外して天を仰ぐ日本の選手の姿を映し出す画面で、彼が発したこのセリフは耳に残ってしばらく離れそうにない。
 
 あるサッカー関連サイトに書き込まれていた以下のコメントは、日本戦を見た一般的な当地のサッカーファンの思いが凝縮されているように思う。
 
「日本が負けたのは驚きだが、決めるところを決めないと勝てないのがフットボール。最強のライバル(日本)の敗退でサッカルーズの優勝の可能性は高まった」
 
 一夜が明けてからは、オーストラリアのメディアも、すでに自国のサッカルーズが次戦をどう戦うかに関心が移っている。日本の今大会での戦いぶりは、残念ながら、すぐに過去のものとなってしまいそうな気配なのは寂しい限りだ。
 
文:植松久隆(フリーライター)

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