名良橋晃が選ぶJ歴代ベスト11「ずっと”師匠”で、憧れの右SBは…」

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2020年04月30日

ジョルジーニョには攻撃参加を参考にさせてもらった

現役時代には鹿島などでプレーした名良橋氏。右SBとして、ジョルジーニョを憧れにしてきた。(C)SOCCER DIGEST

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 永輔の身体能力の高さはすごく鮮明に覚えていて、だから色んなポジションをこなせるんだと感じました。1対1でほぼ負けない薩川は、柳沢(敦/元鹿島)との力強いバトルがかなり見応えがありましたよ。彼はスピードもあって、ちなみに常に「半袖でやっていた」というのも記憶に残っています。

 能活は安定感がありましたし、強気な姿勢も印象的。そんなに身長はなかったと思うんですけど、それを上手くプレーエリアでカバーしていた。ヒデは説明不要のレジェンドでしょう。中盤に置きたかったですけど、元々はウインガーなので、きっと右サイドもできるはずです。

 右SBの僕にとって、ジョルジーニョは憧れ。基礎技術が高くてメンタルも強く、守備もおろそかにしない。抜きんでているハイレベルな選手です。鹿島でチームメイトになってからは、ガムシャラに行くよりかは周りとの関りとか良いタイミングで行く、そういう攻撃参加も参考にさせてもらいました。おかげで、自分なりにレベルアップしたところはあると思いますので、もう、自分のなかでは、ずっと〝師匠″です。

 このメンバーだと、攻撃的なサッカーで、サイドアタックが中心になるのかな。監督は自分のプレーをよく分かってくれたトニーニョ・セレーゾ監督。この指揮官に任せれば、ディティールまで追求した守備を構築できるはずです。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

PROFILE
名良橋晃 ならはし・あきら/71年11月26日生まれ、千葉県出身。現役時代は平塚(現湘南)や鹿島などで活躍した元日本代表の右SB。98年にはフランス・ワールドカップに出場した。現在は解説業などを務める。

※『サッカーダイジェスト』2020年5月14・28日合併号より加筆・修正して転載。

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