五輪へ最高の準備を施すなら現体制で臨むべき
さていくら自国開催とはいえ、五輪をワールドカップと天秤にかけるわけにはいかない。
当然失敗が許されないのは後者だ。ただし反面、上位進出のチャンスが大きいのは当然五輪で、この状況下ではますます可能性が高まっている。来年のシーズン終了後にはユーロとコパ・アメリカが開催されるので、ここに出るレベルの選手が五輪でプレーすることはほぼない。あるいは五輪がシーズン中の開催になれば、クラブ側は国内リーグでプレーする選手の招集も拒否するはずで、その場合は日本も久保建英、冨安健洋ら中核を失うことになる。
当然失敗が許されないのは後者だ。ただし反面、上位進出のチャンスが大きいのは当然五輪で、この状況下ではますます可能性が高まっている。来年のシーズン終了後にはユーロとコパ・アメリカが開催されるので、ここに出るレベルの選手が五輪でプレーすることはほぼない。あるいは五輪がシーズン中の開催になれば、クラブ側は国内リーグでプレーする選手の招集も拒否するはずで、その場合は日本も久保建英、冨安健洋ら中核を失うことになる。
明け透けな言い方をすれば、五輪は基準や権威付けが曖昧な大会で、史上最低水準に落ち込むことも想定される。それでも冷めた海外勢を裏腹に、国内では異次元のように注目を集める。熟年ファンはともかく、未来のサッカー小僧を魅きつけるためにも最高の準備は施したい。それなら現体制は、そのまま五輪に集中するべきだろう。JFAが近未来の全てを託した森保監督にとっては格好のリトマス試験紙になる。さらに万全で期すには、ここまで主導的にチーム作りを進めて来た横内コーチのサポートも不可欠だ。